文房具はさしてお金のかからない素敵な趣味だなと思います。
たった数十円で手に入る手軽さに加えて、使ったり観察したりするだけで十分楽しく、深い世界があると思うからです。
またその「使ったり観察したり」という体験が机の上で一人でできてしまうのが素晴らしい。
朝早く車に乗って出かけたり、天候に左右されたり、大勢のメンバーを集めなければならなかったり、そういう大変さとは無縁なのです。
幼い頃から一人でごそごそするのが好きだった自分にはもってこいの趣味だなとしみじみ思います。
さて文房具の観察ということで、赤青鉛筆の現在について見てみましょう。
赤色と青色の比を最大限気にしながら使ったにもかかわらず、結局「朱藍1:2」に…
短くなったので鉛筆削りは三菱のポケットシャープナーに替えました。
削り口が変わるとまた違った印象になりますね。
しかし、さすがにここまで短くなると使いにくくなってしまい、今は北星鉛筆の「朱藍色鉛筆#9667」を使っています。
こちらはトンボの「丸つけ用赤青鉛筆」とは違い最初から「朱藍色鉛筆」とうたっているだけあって赤色が朱色です。
子どもの頃はこれが嫌で、赤鉛筆といっているくせに朱色じゃないか、薄くて嫌だ、普通の赤色がいい、などと思っていたものです。
今は朱色はプロっぽい気がしてこれはこれでありと思いますが、もし過去の自分と会って話す機会があればその気持ちは今でも十分分かるので、そっと「丸つけ用赤青鉛筆」を渡すと思います。
これまでの赤青鉛筆の変遷はこちら。