中学生と勉強するようになってからずいぶんたちますが、彼らが使っている文房具の観察は飽きると言うことがありません。
文房具にかなり興味がある子からまったく興味がない子までさまざまですが、文房具に興味がある子であればその子が選ぶ文房具が気になるし、文房具に興味がない子であればそれでも手にしている文房具は何だろうかと気になります。
彼らが共通して使っている文房具がいわゆる「中学生に広く支持されている文房具」ということになるのだろうと思いながら見ているのですが、データ数があまりにも少ないのでばらつきがあり、唯一足並みがそろっているのがシャープペンのクルトガです。
もちろんデルガードやオレンズを使っている子もいるのですが筆箱の中にはクルトガが入っており、持っていない人は少数派です。
赤ペンの類いはカスタマイズ系のボールペン派、サラサ、ジュース、シグノRT1といった単色のゲルインクボールペン派、あるいはアクロボールのような油性ボールペン派に分かれます。
消しゴムはAin Black、アーチ、フォーム、マークシート用消しゴムなどバラバラで(一時期Ain Blackが多かったがその後ばらけた)MONOが多数派ではないかという予想を裏切りました。
ノートはコクヨのキャンパスノート一択かと思いきや、キャラクターものの大学ノートが意外と多く(学校で使いにくいノートを猫町との勉強に使っている可能性あり)、ナカバヤシのロジカルノートや100均ノートなどもよく見かけます。
こうして見てみると、クルトガってすごいのかも。
クルトガといってもいろいろありますが、ほとんどはスタンダードモデルのキャラクターバージョンで、クルトガアドバンスがちらほら。
ハイグレードモデルやローレットモデル、ラバーグリップ付きのタイプは見ませんね。
これじゃなきゃ駄目だ、という強い思いでクルトガを使っているのか、なんとなく使っているか分かりませんが、ここまで人気だと感心します。
クルトガは今年で10周年とか。
おそらく最初に出会ったシャープペンがクルトガだったという世代ですよね(もっと前からそうか)。
クルトガは自分が文具店員になった時に出始めたばかりの商品だったような気がします。
あれから10年もたつのかと思うし、田舎でクルトガを使う中学生を眺めながら、思いもかけない人生になってきたぞと思ってます。