文房具に限った話ではありませんが、すべてを同時に愛することができないのはつらい現実です。
筆記具等に顕著ですが、どうしても自分の中での流行というものがあります。
ちょっと前まではボールペンにはまっていたけれど、今は万年筆。
あるいはちょっと前まではシャープペンにはまっていたけれど、今は鉛筆。
そういうことの繰り返しなのです。
さて、今年猫町が導入した文房具の中で、もっとも猫町の文房具ワールドに大きな影響を及ぼしたのはホワイトボードだと思います。
ホワイトボード自体は小さなものですが、それを導入したことによってこれまでの秩序に変化が生じました。
一番あおりを受けたのがこれまでキングオブノートとして君臨してきたダイソーの無線綴じの無罫ノート(B5サイズ・60枚)。
なにしろホワイトボードのかわりに使うノートだったので、本物のホワイトボードの導入により立場をなくしてしまいました。
今は「その日に何をやったか」の記録くらいにしか使われず、ノートの消費スピードもがくんとダウン。
先日も新しいノートをおろすタイミングで、(これ、受験までに使い終わるかな)と弱気に。
これが盛者必衰の理というやつか…
しかし同時に気づいたこともあって、自分はどうもダイソーのノートにもちもち手書きしながら教えるペースが合っていたようなのです。
ホワイトボードなら殴り書きでもなんでもOKということで、かなりスピーディに教えることができ、それなりに多くをこなすことが可能になったのですが、どうも疲れがひどすぎて、おそらくそれは自分の能力を超えているからだと思うのです。
もちろんもっとも大事なのは中学生が理解できているかどうかで、それは今後の結果と吟味する必要がありますが、あまりホワイトボードで飛ばしすぎるのも、と己を顧みて、もう少しうまく両者を使いこなせないものかと思案しています。
ノート方式のよいところは学んだ履歴が残るところで、お互いに「前もやったね」とか「何度もこの問題でつまづいているね」ということを確認するのに重宝していました。
履歴を残しつつ、スピード感も求めつつ…
かくなる上はホワイトボードとノートをつなぐ雑記帳がいるのではないかと思えてきました。
盛り上がる文房具と一段落する文房具の二者の駆け引きと見せかけて、なんと第三の文房具の登場です。
雑記帳かあ…
なんだか楽しくなってきました。