師走と文房具、と言いながら年賀状の進捗状況しか書いていませんね。
おまけに今回は数を半分くらいにしたせいで、もしかしてここをご覧の皆さんにご迷惑をおかけしてしまうかもしれないのに…
結局、使用筆記具は以下のようになりました。
表はセーラーのプロフェッショナルギアスリム×セーラーの顔料インク・蒼墨
裏は三菱のゲルインクボールペンの替芯UMR-83が入ったボールペン(今回はエジプトペン)
時間もないし、今回こそ一人一人に同じことを短く書くぞと思っていたのに、いざ書き始めると一人一人違うことを書いてしまい…
じっくり見比べてもどこかは違う、という細かい芸をやってしまい…
全員が年賀状を付き合わせることもないのにアホですな。
おかげで短期間にUMR-83のインクがびっくりするくらい減り、自分はいったい何をやっているんだ…と思いました。
しかし慣れていない者には「短いメッセージ」というのは難しいものです。
言葉というのは短くなればなるほど洗練されている必要があるし、空白に対する文字の大きさにしてもなんだか自分には荷が重いようで、結局いつもの癖で埋めるようにして書いてしまいました。
毎年年賀状は古い友人や知人から順番に書いていき、最後が文房具関係で知り合いになった方となるのですが、最後のほうはまさにやけくそで、気づいたら「UMR-83バンザーイ」みたいなことを書いていました…
どんな年賀状?
まあいいや。
今年も書き終えたんだし。
今回は表も裏も一切ミスをしないで書き上げることができたのですが、「平成」を何度も「平城」と書きそうになったし、1枚くらいは書いてしまっているかも…
もし誤字入りのものが届いたら、あなたの一年はラッキーにまみれているということで…
とにかくこの年末に万年筆と戯れられたのはよかったし、セーラーの蒼墨もいいインクでした。
色はスタンダードなブルーブラックという感じですが、耐水性があるというのが何よりの魅力ですよね。
またこれは万年筆に共通して言えますが、万年筆というのは本当にインクという液体で文字を書いているのだという喜びがあります。
インクが残り少なくなり、これ、もうそろそろやばいんじゃ?という状態でもうるうるとした文字が書け、君はどこまで優秀なんだい?と感動してしまいます。
来年もいろんな場面で万年筆を使っていきたいと感じた師走でした。