人気ブログランキング | 話題のタグを見る

無罫フォント

猫町フミヲの文房具日記

猫町と3年日記・その37(手書き文字から分かること)。

猫町を苦しめ続けている3年日記の借金ですが、ついに7月の日記を書き終えました。
デストラーデ風のガッツポーズから側転と宙返りを脳内で決めてご機嫌な猫町です。

なぜに7月分?もしかして8月も9月も10月もまだ…というわけではなく、書けそうなところから書いていくうちに7月分だけが大量に残っていたのです。
こたつに入って真夏の日記を書くむなしさよGood-bye!

これで借金も11月分だけになりました。
年内になんとか書き終えるとしても1ヶ月くらいの内容なら振り返って書くのも苦にならなさそうです。

ところで今にもインクがなくなりそうな今年2本目の替芯であるUMR-83はまだなくなっていません。
このインクのために泣く泣く7月分から順番に書かざるを得なかったストレスも経験した者(=自分)にしか分からない鬱陶しさがあります。

まあすべては日記を毎日書けない自分が悪いのです。
さらに言うと、日記を適当に書けない自分が悪いのです。

ササッと書ける文字ではないので、きちっと書こうとするとへろへろな体調の時や自然光のない夜中には書きにくく、それで借金がたまってしまいます。

さてそこまでして書いている3年日記ですが、書かれた文字を眺めていて分かるのはやはりボールペンのインクが減っていくさまです。
無機的と思われているボールペンの筆跡にも表情があり、しだいに筆記線が細くなっていくのが楽しいのです。

が、前述のように借金を重ねながら過去にさかのぼって日記を書いているので、なぜに7月の日記がこんなに細い線で…?ということになっているのが残念ではありますが。

あと意外と分かる手書き文字からの情報としては「ここ、書きながら寝ていたな」という箇所です。
眠気をこらえながら書いているとそこだけ字が不安定になったり小さくなったりして、後で読んでいると自分にはよく分かります。

しかしいつも思うことですが自分の日記帳はあまり生気が感じられない人工物のようなもので、たとえば自分がドラマの小道具を作る係で日記帳としてこの日記帳を持って行ったなら「バカヤロー!一日で書き上げたような一本調子のもの作ってきやがって!」と怒鳴られてしまうことでしょう。

さて。
今年もあと少し。
2本目のUMR-83の最後を楽しみに人工的な3年日記を続けていきます。

by mukei_font | 2019-11-05 23:59 | 〈猫町と3年日記〉 | Comments(0)

by 猫町フミヲ@無罫フォント
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31