買った直後から使い始め、想像通り、いや想像以上に自分の手に合うPILOTの
2020(フレフレ)。
前回書き足りなかったことを少し付け足しておきます。
使っていて気分が高まるのがノック部分の形とノックの感触です。
猫町が所有している白軸シャープペンの大半はノック部分がシルバーで、いかにも「ノック部分」という雰囲気なのに対して、2020(フレフレ)の場合は実際はそうではないのですがまるで「地続き」に見えてしまうさりげないノック部分になっています。
おそらく軸と同じ材質と色をしていることと、ノック部分の径が本体の軸の径よりもあまり小さく見えないこと(ほとんど同じ径に見える)などから、「ノックボタン感」があまりないのではないかと考えています。
このノックボタン感のなさ、つまりノックボタンじゃないかもよ?というしれっとした感じが庶民的なプラスチック軸と相まって普通っぽいのにセンスの良いシャープペンにまとまっている気がするのです。
加えてノックの感触が独特。
とても深くまでノックすることができ、カチカチと硬質な感じのする他のシャープペンとは一線を画しているというか、前述のノックボタン感のないノック部分とともに「かわいいふりしてあの子わりとやるもんだね」的な不思議なところがあるのです。
ノックボタン感がないのに押してみるとグッと深くまで押し込め、でもそれで何かすごいこと(たとえば浅いノックで芯を出し、深いノックでペン先を収納する等の仕掛け)は何も起こらないのですが、ぬう、この部分…ノックしてくれみたいな顔をしていないのにノックすると深く沈む…懐が深いというか不思議な感触というか…?悪くない…悪くないぞ…という気にさせられるのです。
個人的な感覚の話ばかりですみません。
とにかく猫町はこの2020(フレフレ)のノック部分の魅力に取り憑かれてしまい、使い始めてから1度も振って芯を出していません。
貴重な芯を出すタイミングで振ってどうする。
自分が死ぬまでor 2020(フレフレ)が壊れるまでに1回でも多くノックしたいんだよ!
とノックに執着してしまうのです。
そしてノックするためには使う必要があり、買って以来しょっちゅう手にしています。
以上、フレフレ機構一切無視の2020(フレフレ)の話でした(
続く)。