というのが最近の猫町の感想です。
というのも、最近カドケシを使っているキッズやティーンをしばしば見るので。
カドケシっていつからあったんだろう、と調べると2003年に売り出されたようですね。
長く続いているなあ。
素直に感心すると同時にしかし猫町はカドケシに疑問とあわれみを感じざるを得ないのでした。
というのも、猫町の視界の中で使われるカドケシたちはまったくその良さを発揮していないからです。
通常の消しゴムには8個しかない角が28個もあるというのがカドケシの特長であるわけですが、彼らは単にぐわし、とカドケシを握り、テキトーにこすって消しているだけなのです。
君たちはどうしてわざわざカドケシを使っているんだい?
カドで消したくてカドケシを購入したんじゃないのかい?
そんな風にぐわし、とつかんで消すだけなら普通の消しゴムでもいいのに、と思いかけて、もしかしてあのゴツゴツしたいかついボディがガッとつかみやすくていいのかも、と思い始めました。
ひょっとすると彼らにとってのカドケシは、細かい字を消すための角がたくさんある「グッドデザイン消しゴム」ではなく、普通の消しゴムとは違うおもしろい形をした「おもしろ消しゴム」なのではないでしょうか。
そう考えると彼らに握りしめられているカドケシが小ぶりなパイナップルや衣が厚めの唐揚げに見えてくるのです。
しかしなぜ今カドケシ?とちらちら観察すると秘密はスリーブにあるようです。
キッズたちの使っているカドケシはどれもスリーブがかわいいのです。
おそらくアミューズメント施設などのお土産コーナー等で買ったものでしょう。
プラスチックのスリーブに有名なキャラクターの絵が入っていて、ははあんこれにつられて買ったんだな、と分かります。
そしてそういうかわいいスリーブにくるまれたファンシーなカドケシたちは自分たちが28個の角を持ったカドケシであることを声高に主張しないのかもしれません(新品の状態を見ていないのであるいは説明書きがあるのかもしれませんが)。
いずれにしてもキッズやティーンたちが28個の角に心惹かれているわけじゃなさそうだということはよく分かります。
それでいいのか…
いいのかもしれない…
ということで、ワイルドに扱われるカドケシに日々目を見張る猫町でした。