先日は三菱のuni-ball one(ユニボールワン)について軽めの感想を書きましたが、やはり替芯の話をしないわけにはいきませんよね。
替芯の話のない「無罫フォント」はあんパンを売っていないパン屋、あるいはイチゴのショートケーキが並んでいないケーキ屋みたいなものではないでしょうか。
ということで、今回はuni-ball oneの替芯の話です。
新しくボールペンを買うとすぐに芯を取り出して眺めるのですが、今回はいきなりびっくりしました。
なんと最初からインクが少ない!?
上の写真の一番上が使用中のシグノRT1等の芯であるUMR-83、下の2つがuni-ball oneの黒とブルーブラックの芯であるUMR-38S(未使用)です。
使用中のUMR-83はいろいろなデータをとっていたためさまざまな線が入っていて分かりづらいですが、一番右側の線が「最初はここまでインクが入っていましたよ」の線です。
それに比べるとuni-ball oneの2本はそれぞれ8から9ミリインクが少ないのです。
もしや替芯ドーナツに秘密が?
替芯ドーナツについては下記の記事をご参照いただきたいのですが、要は芯の内径の話です。
芯の断面がちょうどドーナツのように見えることからそう呼ぶようになりました。
芯によっていろいろな厚さがあり(内径に違いがあり)、中に入っているインクの量を想像するのに使えます。
写真が少し分かりにくいですが、左がuni-ball oneの芯UMR-38S、右がシグノRT1等の芯であるUMR-83。
比較してみるとuni-ball oneの替芯ドーナツのほうが穴が大きい(=内径が大きい)です。
UMR-83のドーナツの直径が3ミリ、uni-ball oneのドーナツの直径は3.4ミリくらいでしょうか。
半径をそれぞれ1.5ミリ、1.7ミリとしてインクがつまっている長さをかけ、単純にインクの容積を出してみると、
シグノRT1等の芯UMR-83…126π立方ミリメートル
uni-ball oneの芯UMR-38S…135.83π立方ミリメートル
ってほんまいかいな!
ええんか?こんなテキトーな計算で!
長年の経験からUMR-83はインクの最後まで使い切れないことは分かっているのですが(1.5ミリほどインクが残る)、UMR-38Sを使い切ったことがなく、両者とも「芯につまっているように見えるインク量」を計算してみました。
それぞれのインクの密度も違うだろうし、上記の計算もテキトーなものなので何の参考にもなりませんが、芯に入っているインクが短く見えるからといってインクも少ないと言えるかどうかは分かりません。
ということで、何の結論もなく単に芯と戯れただけの記事になってしまいました。
やっぱり替芯は楽しいなあ。
ふっふ。