三菱・uni-ball one(ユニボールワン)使用感・その3。
2020年 05月 23日
「その3」といっても「その1」の続きなんですが、いつもかすれるuni-ball one(ユニボールワン)についての報告です。
急に記事にするのを思いついたのと、書いたものが買い物メモなのでとても字が汚くて申し訳ないのですが、uni-ball oneのリアルな一面ということでお許しください。
こちらです。
これまでさんざん「紙片が嫌い」と言っておきながら買い物メモはついチラシを切ったものを使ってしまう猫町。
ザ・貧乏性。
ザ・貧乏性。
しかもこういうチラシを切る作業も完璧にしないと気が済まないほうで、写真ではゆがんで見えますがいつでも木工用ボンドで天のりのメモ帳が作れるくらい完璧に切ってしまいます。
さてこうしたメモ用紙をクリップで留めて使っているのですが、書くときは十数枚の紙の上で書くことになり、適度なやわらかさもあります。
そうした環境で書いてみてこれです。
先頭のチェックボックスが少しかすれ、「イオン」の「イ」の字がかすれています。
「しめじ」の下の点線も先頭がほとんどかすれています。
なお、これは別の紙にぐるぐるを書いてウォーミングアップした後の状態で書いています。
いきなりだともっと書けません。
最後は「鉛筆削り」の「り」の字の中抜けです。
だいたいこんな状態で、これが自分にとってのuni-ball oneという感じです。
これまでのuni-ball oneの記事のコメント欄でS6061_Kさんが詳しく教えてくださっていますが、やはりインクに用いられている新しい顔料インクが紙質や速書きと相性が悪いのだと思います。
ちなみにまったく同じチラシ裏のメモにシグノRT1等の替芯であるUMR-83で書いたものがこちらなのですが、ペン先のウォーミングアップなしで書いてもかすれなしで書けます。
なんとなく字まで違うように見えますが、普通にインクの出るペンといつもかすれがちのペンとでは力の入れ方も変わってくるのかもしれません。
かくなる上は、下記の記事のコメント欄でS6061_Kさんがおっしゃっているように、uni-ball oneと相性のいい紙を探す旅に楽しさを見出すことではないかと思います。
早速やってみたところ、S6061_Kさんおすすめの感熱紙への筆記は、十分にウォーミングアップした後に書いてもほぼ中抜けの文字になってしまい、かなり書き続けないといい感じの文字にはなりませんでした。
もっとも感熱紙への筆記はUMR-83でも同様に中抜けし、ZEBRAブレンではきれいに書けました(ただしウォーミングアップ後)。
今はゲルインクボールペンの話なのでエマルジョンインクボールペンのブレンを混ぜて論じたくはありませんが、ブレンの書き出しかすれ具合もまた相当なものがあります。
それぞれインクのなめらかさや濃さなどを追求する中で犠牲になる部分があるのは当然のこととして受けとめつつ、使い始めにウォーミングアップなどしながら相性の良い紙を探したり、かすれながらでも気にならない使い方を探すという方向で行けるところまで行ってみるつもりです。
追記:
記事をアップしてから気づきましたが、uni-ball oneのインクはブルーブラック、UMR-83のインクは黒です。
色をそろえて比較すべきでしたが、uni-ball oneの黒もブルーブラックと同じような状態です。
by mukei_font
| 2020-05-23 23:59
| 筆記具・ゲルインク
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