らんららん。
ワゴンセールで入手した激安替芯でナイスなジュースを作り、ルンルン気分で買ってきたものを並べて満足していた時のことです。
レシートをふと見るとギョギョ!
替芯が安くなっていない…だと…?
何度見てみても値札(30円)とは違う価格でレジ打ちされています。
なぜ?
バーコードを通せば激安価格になるような設定になっているのではないの?
でも…
まあいいか…
他の文房具を相当安くゲットしたわけだし、数十円のことで騒ぐのもなあ。
文房具の神様に怒られるかもしれないし、うん、このままなかったことにしておこう。
…と数日過ごしたのですが、やっぱあかんやろ…という気持ちが日に日に高まり、ついにイオンに言いに行きました。
やっぱあかんやろ、と思った理由は2つあり、1つは自分が文具店員をしていたことがあるだけに、そういうミスは気づいた人に指摘してもらったほうがありがたい、ということもあるのではないかと思ったからでした。
もう1つの理由は、こういったワゴンセールで替芯を手に取るような替芯好きの人をがっかりさせるようなことがなんだか残念に感じられたからでした。
手に取る文房具で差別するなと言われそうだし、個人的な印象で申し訳ないのですが、替芯好きの人というのは数十円の替芯だけを買ってケチに生きているわけではなく(もちろんそういう人もいるでしょうが)、そういう細かいことを気にする情熱を他の文房具にも注ぎ、あれこれ購入するいい人(=いい客)かもしれないじゃないか、と思うわけです。
さて、猫町の勇気凛々の行為に対してイオンの人は非常に気持ちよく対応してくださり、(ケッ、もともと安くなっているのになんだよ)とか(ワゴンセールに群がる@@どもめ)などと思われるのではないかと懊悩した時間が嘘のようでした。
もちろんそのさわやかさに応えるべく(というわけでもないですが)、さらにワゴンセールで買い物をするなどしたのは言うまでもありません。
接客業が長かっただけに感じの悪いクレーマーになってはいけない、と常々思いながら生きているのですが、今回は許されるかなあと自分を慰めています。
それにしてもあの替芯の山から替芯を買った人は何人くらいいたのでしょうか。
猫町の指摘により初めて気づいたミスのようでしたが、レシートを見直さない替芯好きのソウルメイトたちがあちこちでウキウキしながら芯を入れ替えているところを想像するとそれはそれで平和な気もするのです。