労役も愛の形。
2021年 07月 15日
労役文具というものをご存じでしょうか。
知らなくて正解です。
なぜなら猫町の造語だからです。
知ってるよ、ノートに縦線引くのに使う青ボールペンのことでしょ?などと言い出す方はこのブログに詳しすぎるかなりマニアックな人物に違いありません。
さて約5年ぶりに労役文具について書こうと思うのですが、今回登場するのは上記の「労役」にさえつけないさらに不安定な状態の筆記具です。
ずばりZEBRAのプレフィール・エマルジョンインク単色ホルダー、その人です。
おそらくエマルジョンインクの寿命を過ぎているのでしょう。
インクは出る時と出ない時が4:1くらいで、まったく出ないわけでもないので捨てられないのですが、ノートやルーズリーフに縦線を引くなどの花形の労役は絶対に無理…
ということで、らくがき帳への殴り書きスタディという労役をまかせてみることにしました。
もともと殴り書きはあまり好きではありませんが、ノートには無理でもらくがき帳にならできます。
勉強は量をこなさなければならないし、そのためにはスピードも大事。
と同時にやぶれかぶれの強気なハートも必要なのではないでしょうか。
ということで奥歯をかみしめながらこの細軸を握り、ときどきかすれるのも気にせず日々らくがき帳に文字を書き殴っています。
今以上にインクの状態が悪くなったら捨てればいい、と邪悪な気分になり、軸をへし折らんばかりのワイルドさで使っているのですが、どんなに荒々しく使ってもしれっとついてくるんですよね。
もしかして…いい人?
替芯が細いのでインクが目に見えて減っていくのも楽しく、最近では勉強する時にこのペンがないと探し回るまでになりました。
以前夜のひとことで書いたのはこの人のことでした。
by mukei_font
| 2021-07-15 23:59
| 筆記具・多色、多機能
|
Comments(0)