セリアでブンギッシュエネルギー(文房具から発せられるエネルギーの意。新品の文房具がずらりと並ぶ文房具屋等の店頭で観測されることが多い。猫町の造語)を浴びながらぼんやりしていた時のことです。
「僕、文房具見ていく」
小学校低学年と思しき少年の声が聞こえました。
どうやら家族と一緒に通りかかり、少年が他の家族にセリアに立ち寄ることを宣言した場面だったようです。
他の家族も少年につられてセリアに立ち寄り、それぞれに店内を見て回ることにしたようでしたが、早速熱心に文房具コーナーを物色し始めた少年とは異なり、他の家族はそれほど熱心ではない様子。
特に必要なものがないのか他の用事があるのか、他の家族はうっすらと店内を回ると少年を促しました。
「先に行っとって。もうちょっと見たい」
少年の声が聞こえ、あらあらと思っているうちに結局少年は家族に連れて行かれてしまいました。
ああ、せっかくの文房具好き少年の魂が…
なんて子どもは無力なんだ…
もう少し成長したらきっともっとゆっくり楽しめる…
その時までどうか文房具好きのままでいておくれ…
そしていつか会おうじゃないか。
「無罫フォント」で君を待つ。
勝手に妄想をふくらませ、五老峰の老師のような気分でふぉっふぉと思った猫町はいつもよりもさらに老いて見えたという…
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