おせっかいミドルエイジ猫町@替芯売り場。
2024年 11月 05日
安心してください。
だいぶ前の話になります。
いつものように文具売り場を流していた時のことです。
替芯売り場で替芯を探している人がおり、見ると手に本体らしきを握り、それに合う芯を探しているようなのですが、売り場にはその軸の純正芯はなさそうで、代わりに入りそうなものを芯の大きさから選ぼうとする、というかなりハラハラする場面に遭遇しました。
猫町が文具店員をしていた頃とは違い、今は替芯のパッケージは非常に分かりやすくなっており、また替芯の品番も見やすいように本体に印字されていたりもしてユーザー自身が替芯にたどり着きやすくなっているように思えます。
しかし分かりやすくなった分替芯のパッケージは大きく、パッケージの上からでは替芯の長さや太さといった細かい情報は分かりません。
パッケージから芯を取り出して本体に入れてみたいであろう場面ですが常識ある人はそんなことはしません。
ええい、これが入るであろう、と適当な芯をカゴに入れたところでついに猫町はおせっかいミドルエイジと化しその人に話しかけてしまいました。
「たぶんその芯は入らないと思います」
と怪しくない程度にさりげなく話しかけ、少しその人と話し、風のように立ち去ったのですが、やはりどう考えても怪しすぎたと大いに反省し、長い間どこにも書きませんでした。
が、まあ同世代の同性であったし、ミドルエイジというのはおせっかいなおじさんおばさんのことでもあるので(?)過ぎたことは仕方がないなと思っております。
ちなみにその方が握っていた本体がぺんてるのローリーの多色で、文具好きからすれば「おっと、ちょっと待ったあ」という気持ちになってしまったというのはあります。
帰宅して調べたらローリーの多色はすでに廃番になっており、猫町が知らない間にいろんなものが消えていっているんだなあとさみしくなりました。
ローリーやカレンを愛してしまった人はその後どうされているのでしょう。
その方の握っていた使い込まれた軸が思い出されます。
by mukei_font
| 2024-11-05 23:59
| 替芯
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