シャープ芯を折るキッズ、その時猫町は…
2024年 11月 08日
キッズと勉強していると最初は鉛筆を使っていた子もそのうちシャープペンを使い始めることが多く、さりげなく観察してみるとそれらはたいてい何かの景品でもらったものであるようです。
サッカーをしている子ならサッカーチームの名前が書いてあったり、バスケットボールをしている子ならバスケットボールチームの名前が書いてあったりします。
小学校では依然としてシャープペンは禁止されているようだしせめてこういうところでは自由にしたらいいんじゃないの?と思っている猫町は基本的には何も言いません。
何か言いたくなるのはシャープ芯を折りまくっている時とこれから折りまくるであろう未来が見えた時です。
それでもいきなりは言わないことにしています。
文字を書く、という機会自体がどんどん減っている昨今、それが鉛筆であろうがシャープペンであろうがとにかく頑張って文字を書いているキッズに水を差したくないという気持ちもあるし、普通に観察していて楽しいというのもあります。
しかし先日はちょっとハイペースでペキペキ折りすぎていたので、「Hey!君はさっきからすごく芯を折っているね!」と陽気に声をかけ、「これ使ってみ。今使ってるのと同じ形で芯がちょっと太いやつ。これ折る子はなかなかおらんよ」とコクヨの鉛筆シャープの0.9を差し出しました。
こういう時に鉛筆を差し出してしまうと暗に「シャープペンなんて使うからだ」と嫌味を言っているような印象を与えてしまうし、かといって手に合わない製図用の太芯シャープなどを渡すと違和感があって勉強に集中できないかもしれません。
猫町はそのキッズのシャープペンをすでに把握していたので実になめらかかつ有意義な提案ができたというわけです。
キッズは小声で「おお…」と感動し、その後は一度も芯を折ることなく勉強もスムーズに進みました。
いつもこんな感じならなあ…としばらく自分のかっこよさに酔いしれていた猫町です。
by mukei_font
| 2024-11-08 23:59
| 〈猫町とキッズ&ティーン〉
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