猫町フミヲの文房具日記
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2010年 05月 13日 ( 1 )

年若き文具マニアたちよ!〜男児篇〜

大いばりで言うことでもないが、子どもが苦手だ。
できるだけ関わらずに生きていきたいと心底願うほどに苦手だ。

以前いた店も、今の店も、そんなに子どもの来る店ではないので助かっているが、それでもカウンタに立っていると子ども連れのお客さんというのが必ず来る。
それにちょっとした愛想をするということがどうしてもできない。
同僚たちは笑いかけたり、手を振ったり、それがまたとても自然で楽しそうで、そんな彼女たちを心からうらやましくまぶしく思うが、何かクスリでもやらない限り私には無理な芸当で、そういうことは前世紀にもうあきらめた。

が、何事にも例外はある。

文房具の好きそうな男児女児および少年少女たちは別だ。
もうつききりで、彼らの後を追い回したいくらいに興味がある。
何を見ている?
何を手に取っている?
何をそんなに悩んでいる?
聞かせておくれよ、その胸の内を!
狂おしい気持ちになる。

おそらく私がそんな女児だったから。
勉強を中心とした生活を強いられていたので、言ってしまえば文房具だけが楽しみであり、友達であった。
毎日日記を書いたのも、減っていく日記帳や鉛筆が楽しかったから。
言葉は知らなかったが、その頃から糸綴じよりも無線綴じのノートがいいという好みもあった。
キョクトウ、ショウワノート、アピカ、コクヨ。
8歳くらいでもう認識していた。

先日店内で見かけたのは4年生くらいの男児とその父親。
いったい何時間粘るのかというくらいに男児が粘り、力つきた父親に何度かアドバイスを求められた。
当然早い段階からカウンタの中からガン見していた私には、だいたい男児がどのあたりの筆記具にこだわり、そそられたり、迷ったりしているのかがなんとなく分かるのであるが、そんなことをいきなり切り出すのも気持ちの悪い話である。
一応大人として父親の言葉に耳を傾けるが、男児の表情を盗み見ると、父親の言葉は必ずしも男児の気持ちを代弁していない様子。
きっともうこの年齢にして父親よりも男児の方が文房具への感性が鋭いのだろう。
ただし子どもはそれを言葉にできない。

質問内容はDr.グリップ等の太めのグリップは子どもの手には大きすぎるのではないかというもの。
父親は父親で製図用のシャープペンにこだわりと確信があるようで、しきりとそちらをすすめようとしているが、男児はあきらかに各社からあれこれ出ているグリップ太め系のシャープペンにそそられている模様。
私としてはもう一般論を言うしかない。
太めのグリップのほうが疲れないとされているが、好き嫌いもあること。
ペンのどの位置を持つかによっても違うこと。
芯の濃さを変えてみるとまた違った感じになること。

その後も紆余曲折あったが初志貫徹、男児は結局Dr.グリップを買って行った。
最後レジで会計しながら父親が、「この年でこんなシャープペンを欲しがるなんて…どう思います?」と照れ笑いで聞いて来たとき、私は真っすぐに父親を見、そして男児を見て、

「こんな小さいうちから文房具にこだわるなんてとても素敵なことだと思います」

と意見を述べた。
「素敵………ですか?」
「はい。とても素敵なことです。勉強するときに一番身近なものである文房具に愛着を持つこと。とても素敵なことだと思います」
よほど「素敵」という言葉が意外だったらしく、素敵素敵…と何度も口の中で繰り返しながら父親は去って行った。

私は愛想ができない。
私の言葉はいつだって本心だ。

「さ、今から塾やろ?」と買ったばかりのシャープペンを握らされた男児の行く末を思う。
それはもう知的かつ五感にすぐれた、素晴らしい未来であるに違いない。
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by mukei_font | 2010-05-13 23:21 | 文具屋日記 | Comments(0)