猫町フミヲの文房具日記
by 猫町フミヲ@無罫フォント
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カテゴリ:文具屋めぐり( 60 )

姫路文具屋めぐり(後篇)。

姫路文具屋めぐりの続きです。
まあ、言うほどめぐってないんですけどね。

中途半端な規模のハンズにがっかりしながらも、きっちり散財しつつ、他階の雑貨屋などを徘徊します。
ここでの散財のほとんどは誰かへのプレゼント。

赤穂に引きこもっていると誰かに贈り物をする時に本当に困ってしまうのです。
大阪に住んでいた頃は何の苦労もなく手に入った素敵なカードや、ちょっとしたプレゼントが手に入らないので。
すぐにでもブログの記事にしたいものもたくさん買ったのですが、こういうことは秘密にしないと(笑)。

ということで、誰かのための文房具をしこたま買って、とりあえず文具屋めぐりを中断。
用事をすませて、再開です。
用事は中高時代の同級生に会うというものだったので、後半はその友人と。

思えば中高時代に一番仲の良かった人でした。
中間や期末が終わった日はこんな感じで姫路駅周辺を徘徊したなあとしみじみ。
もちろんあの頃はハンズもロフトもジュンク堂もなかったわけですが、さえない文具売り場でも十分楽しかったんですよね。

さて、その友人と向かったのはロフトです。
姫路はハンズもロフトもある大都会。
いいなあ。

結論から言うと、ロフトの品ぞろえは素晴らしかったです。
文房具はハンズよりもロフトですな(姫路の場合)。

ロフトにはサクラのボールサインノックもあったし、ステッドラーのマルスルモグラフもありました。
レター用品も猫ものや青系のものがいっぱいあり、ああ英世ちゃんが文房具になっていく…

当日は父の日ということで店頭が青く、それだけで我を失ってしまいました。
青色は興奮を押さたり、気持ちを落ち着かせる色じゃないのか?

中高時代の友人とは文房具の話をあれこれしながら見て回ったのですが、この友人は文房具にまったく興味がありません。
が、もともと中高時代から何かにガッと興味を持つ自分に対して、いつも超越していた人だったのでお互いに気になりません。

ちなみにその友人はピアニストなのですが、ピアニストならではの文具事情という素晴らしく貴重な話も聞かせてもらったので、後日記事にしたいと思います。
知らない世界の話というのは本当におもしろい!

というわけで、ロフトの後は無印にも行き、自分が使うため、あるいは研究のためと称してさらに文房具を買いまくり、心が折れるほど散財してしまいました…
しばらく100均にも近づかないように生きていこう…
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by mukei_font | 2015-06-22 23:59 | 文具屋めぐり | Comments(2)

姫路文具屋めぐり(前篇)。

日曜日は所用で姫路に出かけていました。

普段店の用事で姫路に出かける時は目的だけをこなして帰ってくるので、文房具屋をぶらぶらというのは久しぶり。
あまり時間はありませんでしたが、急ぎ足でいろいろ見て回りました。

まず向かったのは駅ビルの中にある東急ハンズ。
ワンフロアをユニクロと分け合っている規模なのでハンズとしては中途半端ですが、それでも地元の文具店やイオンに比べたら!

ちなみに行きの電車の中で書いた買い物メモは以下の通り。

・鉛筆バラ売りあれば(ステッドラー・ファーバーカステルの濃いやつ)
・鉛筆補助軸(かっこいいやつ)
・鉛筆削り(見るだけ)
・無罫ノート(安いのと高いの)
・サクラのボールサインノック
・セーラーの顔料インクSTORiA(ストーリア)
・バースデーカード
・猫、文房具、青系

物欲まみれですみません…
なければないで過ごせるのですが、姫路駅が近づいてくるにつれてむらむらしてしまい、気がつけばダイソーのスケッチブックを広げてメモしておりました。

ちなみに最後の「猫、文房具、青系」というのは、猫モチーフとか文房具モチーフとか素敵な青系のものを見つけたら、見境なく何でも買おうという決意のあらわれです。

しかし、やはりそこは中途半端な規模のハンズ、なかなか欲しいものにたどり着けません。
ステッドラーやファーバーカステルの鉛筆のバラ売りはないし、補助軸は学童用のみだし、それより何より一番見てみたかったサクラのボールサインノックとセーラーの顔料インクがないという…

なのに、なぜか猫町の財布からは野口英世が早速に羽ばたいていくのでした。
例の「紙切れを文房具に変える魔法」です。

いったい何を買っているんだ!?
誘惑とは…(後篇に続く)
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by mukei_font | 2015-06-21 23:59 | 文具屋めぐり | Comments(0)

大阪文具屋めぐりメモ(買わなかったものたち)。

先日の大阪文具屋めぐりについて忘れないうちにメモ。
と言っても、ほとんどめぐる時間はなかったのですが。

・迷いまくったけど買わなかったもの

PILOT・カクノ

買うつもりはない、とこれまでに何度も書いてきたが、いろいろ考えた結果買ってみることにして、カゴにまで入れたが結局戻した。
白軸のソフトブルーとソフトイエローとを迷いすぎて消耗してしまった。
青好きとしてはソフトブルーかなと思ったが、たまには別の色の筆記具もと考え、ソフトイエローに決めかけたが、ふんぎりがつかなかった。
やはりどんぴしゃの青がない場合はぶれてしまう。

マルマン・クロッキーブックSQサイズ

一年くらい前から気になっている、正方形のクロッキーブック。
サイズがちょうどよくて、無罫ノートとしてお迎えしようかとずっと思っていた。
が、まだまだノートの在庫があることを思い出し、ぐっと我慢。
マルマンのポケットクロッキーブックの大ファンとしては、紙質等も知り尽くしているし、まったく問題なくこの正方形の素敵なノートへシフトできそうなのだが、そんなに早く正解にたどり着いてどうする。
これは最後のとっておきにしよう。

・なんじゃこりゃな商品

梅田の東急ハンズで見た、ツバメノート・マウントノート。
表紙に「MT.NOTEBOOK」と書いてあり、山の絵が描いてある。
中を開くと横罫ノートなのだが、その罫線が部分的に太くなっていて、山みたいになっている(分かりにくいと思うので、マウントノートで検索してみてください)。

おそらくはとても考えられたデザインなのだろうが、ただでさえ横罫が苦手&罫線の濃いものはいよいよ苦手な自分には非常にキビシイものがあった。
それでも怖いもの見たさで、うわーうわーと言いながら何度も手に取ってしまった小生。
ツバメノートの斜めの罫線になったノートを見た時も衝撃的だったが、小生の理解を超えたノートもいろいろあるようだ。

文具屋めぐりの感想はまた後日。
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by mukei_font | 2014-08-14 20:39 | 文具屋めぐり | Comments(6)

イオンの文具売り場をサクサク。

(昨夜アップしそこねた記事から)

ないだろうなーと思いながらも、トンボのモノグラフを求めて近所のイオンへ。
まだなかったです。
発売されてからだって入るかどうか分からないのに、まだ発売前ですからねえ。
何より田舎ですし。

でもあれこれ発見もありました。
まず各メーカーの限定デザインもの(特にキャラクター系)。
これはやたらと充実していました。
あいにく興味がないので手に取ることはなかったのですが、こういうのは入るのか…と一つ学びました。
低年齢層向けということなのかもしれません。

発売当初は並ぶ気配さえなかったZEBRAのプレフィールも、今は限定ホルダーを含めてにぎにぎしく展開されています。
時間がたったら入ることもある。
これも一つ学んだことです。
だからモノグラフもいずれゆっくりとでもこの町にやって来てくれるに違いないと信じましょう。

売り場は広さにまかせてかなりまとまりがなく、もうこのへんで文具売り場は終わりかしらと思ったら、あらためて新商品が並んでいたり、帰りがけにふとレジカウンターのほうを見るとぺんてるのオレンズの什器があったりして、「ザ・散漫」という感じでしたが、ぼんやりと眺めるのは楽しいもの。
何よりそのゆるい空間に商品自身も油断しているように見えるのがなんともおかしく、意外なところで硬派なアイテムを見つけて、お、君いたの?とびっくりしたり。

そんな限定品多めのゆるゆる売り場で、ちょっと素敵なアイテムを発見。
コクヨのキャンパスジュニアペンシルの限定デザイン。
ネットショップ系のサイトには画像があるようなので詳しくは検索していただくとして、これちょっと欲しいなあ。
デザインを変えただけで軸の質感まで違うように見えるし、春らしくてかわいいし。
こうして全然買う予定のなかったものを買ってしまうんだなあ(まだ買ってないけど)。
田舎にあるイオンの文具売り場もまったくもって油断なりません。
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by mukei_font | 2014-04-06 23:59 | 文具屋めぐり | Comments(2)

大阪弾丸文具ツアー(まばたき再び)。

疲労MAX…
昨日は朝早くから大阪に出かけ、西へ東へと駆けずり回っておりました。

大阪はとにかく人が多く、三連休にどこかに出かけていたらしき人は大きなスーツケースを転がしながら歩いているし、店に入れば「増税前のラストチャンス!」「買い忘れはございませんか?」の絶叫ポスター。
これがアベノミクスなのか…

文房具屋は心斎橋のシモジマと難波の無印、ロフト(いつのまにか無印の上にロフトが出来ていた。いいなー)をのぞいたのみ。
ちらっと見ただけで申し訳ないけど、ロフトはオープンしたばかりなのになんかいまいち。
せっかくぴかぴかなのに、とりあえず商品を置いただけみたいな行き届いていない印象。
田舎から出てきて生意気発言すみません。

でも、都会は選択肢が多くていいですね。
いや、そんなことないか。
どこに行っても同じものがあるとも言えるかな。

だからこそ他とは違うセンスの雑貨(輸入雑貨系や作家の作品系)を置こうとするのでしょうか。
でもそういったハイセンスなものを必ずしも皆が求めているとは限らず、その商品の魅力だけでは売れないから、誰それがすすめたとか雑誌に載ったとか実はすごいとか情報を操作していくのかしらん…

ずっと大阪にいた時には考えなかったようなことを考えるようになりますね。
モノにあふれているとは言い難い田舎で、それでも自分なりに文房具を楽しめるようなやり方を楽しく模索していければと思っています。
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by mukei_font | 2014-03-24 17:02 | 文具屋めぐり | Comments(2)

三宮文具旅5:文具屋めぐりの楽しみ篇。

さて、長々と書いてきた三宮文具旅も終わりです。
旅といってもロフトとナガサワ2軒しか行っていないところが笑えますが、今回は文具屋めぐりのために三宮に出かけたわけではなかったし、十分楽しみました。

これまでの記事はこちら(どれも長いです)。

三宮文具旅1:心の準備篇。
三宮文具旅2:ロフトで見たもの篇。
三宮文具旅3:ロフトで買ったもの篇。
三宮文具旅4:ナガサワで見たもの買ったもの篇。

通常文具屋めぐりの記事といえば、もっとお店の紹介や買ったものを気軽にさくさくと載せるものなんだろうなと思います。
が、文房具屋をめぐっている最中というのは結構激しく脳みそを使いながらいろんなことをむらむらもやもや考えるもので、そのあたりのことをつぶさに書いたほうがむしろ文具屋めぐりに関する正しい記述になるのではないか、と考えた結果こんなことになってしまったしだいです。

そもそも「文具屋めぐりに関する正しい記述」っていったい何だという話ですが…
まあ考えすぎる愚かな猫町に免じてお許しいただきたい。

今回あらためて思ったのは、文房具屋というのは道具やアイデアを売っている店なんだなということ。

三宮文具旅1で、すでに持っている文房具に満足した状態だと購買につながらないというようなことを書きましたが、それは単に「持ってるからいらない」と切り捨てるような気持ちだけではなく、視界に飛び込んでくる新しい魅力的な商品が、今持っている文房具と比べてどうか、今使っている文房具を差し置いてまで新しい商品に乗り換えるメリットがどれくらいあるか、とわれわれを立ち止まらせ、考えさせることによって膠着状態が生じているからではないかと思うんです。

文房具屋でしばしば文字通り固まっている人を見かけますが、その人の脳内ではまさにこのようなせめぎ合いが行われているのではないかと小生は勘ぐっています。
少なくとも自分はそうなので。
いわば新しい商品に勝負を挑まれ、脳内でバチバチとバトルを繰り広げている状態というか。

もっともバトルといっても、ありがちな「買う」「買わない」の天使と悪魔のような分かりやすい勝負ではありません。
一文房具好きとしての技量を試されているという意味での真剣勝負です。
新しい商品の魅力に自分がすでに手にしている文房具で立ち向かえるか。
何かちょっとしたひと工夫で新商品の鼻を明かせるのではないか。
あるいは新商品の残念な点を自分の手持ちの文房具の組み合わせで克服できるのではないか。

これは出費を抑えたいというようなケチな話ではなく、まだ使えるものを大事にしようというようなエコロジカルな考え方でもなく、好きな文房具に操を立てたいというような恋愛論でもなく、ただただ文房具を道具として冷静にとらえた時に、己の知識でそれらを評価し分析し再構築することができるかどうかの勝負だと思っています。

先に「文房具屋というのは道具やアイデアを売っている店」だと書きましたが、もともと文房具屋というのは店頭にある商品を使ったり、組み合わせたりすることでよりよい何かを生み出すことを提案してくるようなところがあるのではないかと思います。
要は最初から勝負を挑まれているわけです。
この勝負を手持ちの文房具にまで広げて考えたのが上記の考えです。

実際に買う、買わないに関係なく文房具屋めぐりが刺激的で楽しいのはそういうことなのではないでしょうか。
四方八方から自分の文具好き心をちくちくと刺激し、すでに持っている文房具の可能性を本当に知りつくしているのかを問いかけてくる新しい文房具たち。
ある程度文房具に満足している時はそれらの刺激を退けることができますが、こちらに餓えたものがある時はそこにつけ込んでくるでしょうし、そこまで餓えていなくても圧倒的な新商品は寝た子を起こすほどの衝撃でこちらに問いかけてくるはず。

そういう意味では100均の文房具売り場もまた戦場といえます。
彼らは100円であるという絶対的な魅力を武器にこれでもかとこちらに迫ってきます。
単に安さに惹かれて興奮するのではない。
この安くてどうしようもなく魅力的な人たちをなんとかやり込めたい、場合によっては共存しながら文房具メーカーの商品を凌駕したい。
少なくとも自分はそんな思いで熱くなることが多いです。

文房具屋を文房具を買わずに後にする時、申し訳ないなといつも思います。
が、その沈黙の中にあるのは過去に買って手にしているはずの文房具への再評価であったり、それらの新奇な組み合わせについてのぎらついたアイデアであったりするわけです。
なのでせっかくのお店に失望したわけでもなく、メーカーが頑張って開発した商品に感動しなかったわけでもなく、むしろ十分すぎるくらい楽しんでいるんですね。
いちいちそんな説明をしなくてもいいのですが、心の中はこんなことになっています。

そしてこういう勝負の埒外にあるからこそ小生はレター用品を買ってしまうのかもしれません。
もちろんレター用品とてこちらのアイデアを刺激します。
例えばシールやデコラッシュやスタンプやマスキングテープなどでデコるなどの方法で魅力的なレター用品に近づけることもできるはずです。
が、どうしても既製品の魅力にはかなわない部分もあります。

例えば自分は絵が描けませんし、色のセンスもありません。
ちょっとした面積の紙さえ、自分の好みのデザインや色にすることは難しいのです。
それよりも店頭に並んでいる箔押しされたカードやかわいい猫の絵がついたポストカードが今すぐに欲しいのです。
それをあげたい人がいるのです。

それが小生の中での文房具とレター用品の違いかもしれません。
どの程度挑まれた勝負に本気になるか、勝負がその後の仕事や創作などに長く役に立つなら燃える必要もありますが、文房具よりもむしろその先の仕事や創作が大切な場合は文房具との勝負に拘泥するのは生産的なことではありません。
あるいは、その勝負の先にある文房具のクオリティとか。
レターを例にとると、素敵なものになるのであればオリジナルのレター用品ほど素敵なものはありませんから。

まあ最後も長くなりましたが、文具屋めぐりというイベントを通して、ああ自分は文房具についてこんなことを考えているんだなということがあらためて分かった気がします。
こういうことはぼんやり頭で考えていてもだめなんですよね。
いったんノートに書き出しながら考えて、今回やっと記事にできました。
一人だけすっきりしてすみません。

今後はもう少しライトな記事をさくさくと書いていければと思っています…
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by mukei_font | 2014-03-01 23:41 | 文具屋めぐり | Comments(2)

三宮文具旅4:ナガサワで見たもの買ったもの篇。

連日だらだらと三宮文具旅について書いております。
今日はナガサワ文具センターで見たものと買ったものについて。

これまでの記事はこちら(どれも長いです)。

三宮文具旅1:心の準備篇。
三宮文具旅2:ロフトで見たもの篇。
三宮文具旅3:ロフトで買ったもの篇。

さて、三宮といえばナガサワ文具センター。
が、今回は本店には行かず、神戸国際会館の中にある「La lettre de Kobe (ラ レットル ドゥ コウベ)」と、さんちか(三宮地下街)にある「エンヌ」へ。
詳しくはナガサワ文具センターのHPに紹介があるはずですが、小生の認識では「ラ レットル ドゥ コウベ」は「ハイセンスな紙製品やレター用品が置いてある店」、「エンヌ」は「女子向けの文房具が多めに置いてある店」。
どちらも楽しいところです。

「ラ レットル ドゥ コウベ」は昨秋三宮に行った時に偶然見つけたのですが、看板に「by NAGASAWA」という文字を見つけないと、ナガサワ文具センターとの関係がよく分からないような洒落た店構え。
が、オープンな空間なのでオシャレすぎて足を踏み入れるのが怖いということもなく、店の周りをぐるぐる回りながら珍しいレター用品などを見て歩いていると時間を忘れます。

が、珍しいから素敵、素敵だから欲しい、となるかというと話は別で、前回も長々と書きましたが、レター用品を買う時はけっして雰囲気に流されず「自分の手に負えるかどうか」という視点でじっくり見ていきます。
いくら素敵でも罫幅が広すぎるものはあきらめますし、自分の子どもっぽい字にあまりにも雰囲気が合わないものもあきらめます。
手紙は誰かに向けて書くものですが、使うのは自分ですから。

ただ、自分の手に負える負えないにかかわらず素敵なレター用品があるんだということ、その美しい色合い、斬新なデザインやアイデアにいちいち感心しながら見て歩くのが楽しい時間なんですよね。
もちろん、ハイセンスかつ自分の好みに合うもの、かつ自分の手に負えそうなものを見つけるとむちゃくちゃうれしいです。
そういう時は値段を見ずに買います。

おそらく置いてある商品が多いからだろうとは思うのですが、小生が心惹かれるアイテムはミドリのものが多いです。
季節ごとの「紙」シリーズの大胆な花柄はどれも目を奪われる鮮やかさですし、ファンシーなミニレターセットにもいちいちときめきます。
くそう、ミドリめミドリめ。
そうつぶやきながらぐるぐるぐるぐる見て回ります。

が、そんなミドリも完璧なわけではなく、「書く時間で選べる日記」はアイデアはよいのにあまり開きのよくない日記帳のようでした。
何をおいても日記帳は開きが重要、と自分などは思ってしまうのでちょっと残念。
あの開きが最高のMDノートを作っているのもミドリなので、ああいう感じで作ればいいのに…とは思うものの、そんなことをすればどんどん値段が高くなり、とんだ高級日記帳になってしまうのかもしれません。
手頃な価格だからこそ日記を始めてみようという人もいますもんね。

お次は「エンヌ」。
「エンヌ」は先ほど「女子向けの文房具が多めに置いてある店」という印象だと書きましたが、にもかかわらず小生のような女子力ゼロの人間も楽しめるいい店であります。
全体的には女子向けの雰囲気があるものの細部には文具好きが素通りできないものがちょこちょこ置いてあり、それに見入っているうちに女子力高めの空間にいることを忘れてしまえる感じ。

小生のお気に入りのコーナーはレジに向かって左手奥のファンシーなノートのコーナー。
よい紙質が売りなわけでもなく、ただただ表紙の雰囲気だけで魅せるノートたちのひしめく空間。
その「雰囲気だけで持っていってる感」がたまらなく愛おしいんですよ。
目をうるうるさせながら「選んで選んで」と言ってくるけど中を開けば普通のノートなところがかわいい。
メイクの力だけでかわいくなってる人みたいでかわいい。

もし自分が横罫ユーザーなら間違いなくこのあたりで散財するでしょう。
万年筆で書くとか言い出さない限り、たいていのノートの紙質で満足できる自信はあります。
ゲルインクボールペンを使えばいいんだし、ノートも基本的に片側しか使わないし。
でもこういう雰囲気だけで魅せるノートたちはたいてい横罫、よくて方眼なんですね。
残念。

それでも目をうるうるさせながら「選んで選んで」と言ってくるかわいい人に会いたくて、このコーナーには絶対に立ち寄ることにしています。
先日行った時もかわいい人がいっぱいいました。
横罫…使うことないしなあ。

そういえば結局記事にせずに終わったのですが、昨春三宮文具旅をした際もここで素敵なノートに出会ったのでした。
そのノートとはミドリの「ノート〈A5〉16柄」
1冊の中に16の柄が登場するというコンセプトで、いろんな種類があったのですが、中に罫線の代わりにうっすらボーダーになっているものがあったんです。

ちょうど同じように無罫好きの友達との旅だったので、二人同時に「!」となり、

「これ罫線じゃないみたいじゃない?」
「これやったら罫線やと思わんと使えるんちゃうん?」

とキャッキャしたのですが、そのうち二人とも我に返り、

「ちょっと調子乗りすぎか…」
「浮かれポンチかもなあ…」

と結局買いませんでした。
で、その時の浮かれポンチノートをもう一度見たかったのですが、件のコーナーにはもうありませんでした。
一瞬とはいえ罫線を克服する夢を見られたノートをもう一度見たかったのですが…

まあそんなこんなで、いろんな素敵なものをお腹いっぱい見、例によってレター用品だけを買って2つの個性的なナガサワをあとにしましたとさ。
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by mukei_font | 2014-02-26 20:55 | 文具屋めぐり | Comments(6)

三宮文具旅3:ロフトで買ったもの篇。

で、お前は結局何を買ったんだと責められそうですが、買ったのはすべてレター用品。
今回の文具旅に限らず、小生の文房具屋における散財の多くはレター用品なんです。
便箋とか封筒とかレターセットとかカードとか。
それらをほとんど記事にしないのは、このブログを読んでいる方に手紙を出すこともあるのでサプライズにならないから。

前々回の記事で、文房具屋めぐりには心の準備がどうのこうのと書きましたが、レター用品に関してはそれらはあてはまりません。
なぜならレター用品は「常時」小生を魅了し、興奮させるものだからです。
文房具に関してはすでに持っているとか不満がないなどの理由で「ふーん」と冷静に眺められても、レター用品に関しては「ふーん」ではまずすみません。

これには文房具とレター用品の商品としての性格の違いもあります。
文房具は比較的長期にわたって同じ商品が供給され続けますが(メーカーや商品によっては短命のものもあるが)、レター用品(特にファンシー系)はころころと商品が変わります。
この「ころころ」が実に曲者で、中毒性があるというか何というか、見つけるたびに「今しかないかも」「買っておかねば」という気持ちにさせられ、まんまと散財してしまうという…

もちろん人気でロングセラーになっていく柄のレター用品も多数あります。
が、季節ものの柄は1回きりであることが多く、ちょっとしたかわいいレターセットなどは単発であることがほとんど。
以前働いていた文房具屋でレター用品を担当したこともありますが、たとえその商品が廃番になってしまわなくても、同じ柄のレターセットをひたすらリピートし続けるということはありませんでした。
商品はどんどん出るし、いろんな商品を売りたいからです。

なので、小生が根拠もなくそわそわしてレター用品を買ってしまっているというわけでもないのです。
それらは実際買わないとなくなってしまうし、ましてや田舎在住の小生、機会を逃せない理由があります。
プレフィールやシグノRT1は時間がかかってもいずれ田舎の文房具屋にも並びますが、素敵なレター用品はまずやってきません。
こればっかりは田舎で思い知りました。

そんなわけでこのたびもバースデーカードなどのカード類を中心に、レターセットなどを多数買ってしまった小生。
都会に行く機会自体がなかなかないので、気の利いたものを見つけると、誕生日が半年以上先にある友人のバースデーカードまで先回りして買ってしまうぎらつきよう。
でもそれくらいでちょうどいいのです。
素敵なカードのストックがあるのは本当に心強く、ふいに知り合った人に何かプレゼントする時などにも活躍してくれたりするので。

さて、これらを持ってレジに並んでいる最中にふと我に返るわけです。
(買いすぎではないのか?)
それらは美しく、魅力的であるぶん安価ではなく、駄菓子屋感覚でレジに持って行くとばっさばっさとお札が消えて度肝を抜かれることもしばしば。
が、くじけそうになる自分を励ます呪文があります。

使 う か ら い い 。

これです。
もうこれにつきます。
そうです。
使うのです。
使うからいいのです。
そして実際にそれらは確実に使い、なくなっていくものなのです。

さらに、小生がレター用品に惹かれる理由。
それは「自分も誰かも楽しくなる可能性があるもの」だから。
書いている最中は自分が楽しく、それを受け取った人ももしかしたら楽しくなるかもしれない。
これは一人で使う文房具にはない楽しみであり、最高にわくわくすることのように思えます。
いわばレター用品は誰かへのプレゼントなわけですが、それを自分が使ってみることができるのがすばらしい。
他にそんな幸せなプレゼントがあるでしょうか。
レター用品が「常時」小生を魅了し、興奮させるのはこんな理由からです。

とはいえ、所詮ただの手紙好き。
書く手紙も選ぶレター用品も平凡なものなんですけどね。
かわいいキャラクターものに惹かれる時もあるし、封筒のかっこいい色や便箋のおもしろそうな紙質に惹かれる時もあるし。

気をつけているのは「自分の手に負えるかどうか」。
使うのは自分だし、誰かの手に渡るものだからノートのように失敗したけどまあいいか、にはならないので、確実に使いこなせそうなものを選びます。
この見極めが楽しいんですよね。
文房具好きの本領発揮というか、ただレター用品が好きというほんわかした気持ちではなく、市場で新鮮な魚を競り落とす卸業者のような鋭い目で選ぶのが楽しいんですよ。
筆記具や紙のことをあれこれ考えながら。

だからもしかすると、本当は相手のことを思い浮かべて選ばないといけないかもしれないレター用品を、自分は自分の楽しさのためだけに選んでいるのかもしれません。
自分の字が一番ましに見えるのはこのペンのこの太さだから、この罫幅だとちょうどいいしこれにしよう、紙の色もインクが映えそうだしちょうどいいや、といった具合に。

でも、自分が満足した字を書ける紙が自分をリラックスさせ、楽しい手紙につながり、しかもきれいに(あくまで主観的に)書き上がるのならそれでいいような気もするのです。
そういうわがままが許され、しかも相手も喜んでくれる可能性があるプレゼントが手紙かなと思うし、だからレター用品を買うのもやめられないんですよね。
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by mukei_font | 2014-02-24 11:26 | 文具屋めぐり | Comments(8)

三宮文具旅2:ロフトで見たもの篇。

昨日はああだこうだ長文を書いてしまいました。

古くからの読者の方はすでにお分かりかもしれませんが、自分は考えることが好きです。
ただただ考えながら書き、書きながら考えるのが好きです。
なので書いてあることはただの自分の考えです。
今さら宣言する必要もないのですが、考えの押しつけのようにとられるとつらいので。

さて、三宮では何軒か文房具屋を回ったのですが、大きく「ロフト」と「ナガサワ文具センター」とに分けて書いてみたいと思います。
今日は「ロフト篇」(長くなったのでそれも2回に分けました)。

ロフトなんてどこにでもあるじゃないかと思われそうですが、わが地元にはありません。
かつてはロフトの帰りにハンズに行くこともできる街に住んでいたものですが、今はロフトというだけで大都会。
とくと見て回ることにしました。

とはいえ、普段使っている筆記具をはじめとする文房具に特に不満もなく過ごしているせいか、店頭の商品にピンと来なかったことは昨日書いたとおり。
ネットで話題の筆記具も見てみたのですが…

例えばPILOTのカクノはこれで何度目の遭遇か分からないほど遭遇しているのですが、やはり買わず。
安価な万年筆の良さは分かるし、ペン先についている顔もかわいいのですが、自分の万年筆の持ち方の悪さを思うとどうしても冷静になってしまいます。
同じペン先のプレラで苦戦したこともあるし、ペンドクターに調整してもらった万年筆をおとなしく使っていよう、と。
もし青色のキャップの色がもう少しほっておけないような青色(やや緑がかったくすんだ青)だったら、ふらふらと買っていたかもしれないのですが…

同じくPILOTのフリクションいろえんぴつについてもそう。
ついに本物の色鉛筆になったのかという感動もあるのですが、フリクションを使う機会自体がなく…
かつては自分が使わなくても楽しい商品だなと思ったし、一緒に盛り上がる気持ちもあったのですが、フリクションに関してはノック式になった時と多色になった時がピークというか、自分としてはそこでかなり満足してしまいました。

それより気になるのはフリクションいろえんぴつ改めフリクションボールえんぴつとの混乱だけ。
その辺りは大丈夫なんでしょうか。
まさかのまったく同じ名前ですもんね。

新しく出た「フリクションいろえんぴつ」は本当の色鉛筆だから分かるとして、今までの「フリクションいろえんぴつ」はただの名称で内容は使いきりのボールペンですもんね。
「なんで『いろえんぴつ』?」というのは文具店員時代しばしば聞かれたことでもありました。
現にロフトでもフリクションの什器の前で新旧の「フリクションいろえんぴつ」を手にし、文字通り固まっているお客さんを目撃…

でもフリクションいろえんぴつに興味がないわけじゃないんです。
自身の学生時代、ラインマーカー選びの果てに色鉛筆に落ち着いたことがありました。
今でこそ落ち着いた色の蛍光ペン(ZEBRAのマイルドライナーなど)がありますが、当時はなく、もちろんフリクションライトのように消せるようなものもないわけで、目にうるさすぎないように目立たせようと思うと色鉛筆くらいがちょうどよかったのです。

なので、もし今学生だったらフリクションいろえんぴつに手がのびるかも。
これだ!と思うかも。
マーカーやボールペンだと裏面に抜けそうな薄い紙の辞書や聖書にも使えそうだし(でもその場合は裏面の摩擦熱に影響されたりするのかしらん?)。

あとはアクロボールカラー筆まかせをチェック。
前者は昨年大阪でダイアリーを買った時にすでに手に取っていたのですが、油性のカラーインクをどこで使いましょうと思い、そのままに。
もしこれでブルーブラックがあればかなり話は違ってくるのですが。
せっかくジェットストリームのカラーインクにブルーブラックがないんだから、アクロボールでブルーブラックがあるとおもしろかったのに…
今まで使っていなかった人までアクロボールに手がのびたかもしれないのに…

こんなことを言うと、今の若い人にそんなニーズはないと言われちゃうんですよね。
ブルーブラック好きのミドルエイジ仲間の顔が浮かんでは消える猫町でした。

あ、でもこのカラーシリーズのアクロボールの黒軸の外見は好きです。
基本的に安いボールペンは透明軸で黒ラバーというオーソドックスなデザインが好みなのですが、アクロボールのタイヤパターングリップがどうにもこうにも苦手で。
でもこの真っ黒軸はタイヤパターングリップを忘れさせてくれる気がしていいなと思いました(ひどい)。

透明軸のほうがいい場合があったり、ラバーとの境目が分からないほど真っ黒軸のほうがいい場合があったり、これだから安いボールペンは楽しいんですよね。

なんだかPILOTの筆記具ばかりになってしまいましたが(しかも買ってないし)、それだけロフトのいい場所で展開されているということなんだと思います。
ちなみにわが相棒ぺんてるのハイブリッドテクニカはここにも売っておりませんでしたとさ(小石を蹴る)。
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by mukei_font | 2014-02-21 21:28 | 文具屋めぐり | Comments(12)

三宮文具旅1:心の準備篇。

文具店員時代、「何かおもしろい文房具ない?」とお客さんに聞かれることがよくありました。
おもしろい文房具。
おそらくそれはあっと驚く新機能を持った文房具であったり、なるほどと膝を打ちたくなるようなアイデアにあふれた文房具のことだろうとは思いました。

が、何をおもしろいと思うかどうかは人それぞれだし、それを必要としているかどうかも分からない、第一もう知っているかもしれない。
そんな風に考えると、店先をにぎわしている新商品をすすめるのが本当にいいことなのかいつも分からなくなりました。
というより、もしそういう商品でよいのであれば「何かおもしろい文房具ない?」などとはそもそも聞いて来ないのではないかと思ったのです。

小生はそういう時、お客さんが今使っている文房具への不満や要望を聞き出すことにしていました。
その人が「おもしろい」と感じるには、まずある程度おもしろくない現状があり、それが劇的に改善されているような文房具に出会った時に「これだ!」という感動があるのかもしれないと考えたからです。

といっても、常日頃から文房具への不満を即答できるお客さんはまれで、普通の人はほとんど無感覚で文房具を使っているものです。
仮に不満があっても職場に帰って自分のデスクに戻ると思い出せるけど、文房具屋の店頭では頭から抜け落ちていたりします。

なので小生は、普段その人が使っている文房具を聞き出したり、胸元にさしているボールペンなどを話のきっかけに、それのどんなところが好きか、もしこうだったらもっといいのにと思うようなところはないか、などおしゃべりしながらその人があったらいいなと思っているような文房具を見つけるようにしていました(といっても忙しい店だったので慌ただしいものでしたが)。

そういった話から聞き出せる要望は案外地味で細かく、新商品として店頭をにぎわしているようなものではない場合もありました。
アイテムによっては廃番になるのをひっそりと待っているようなものたちもあったと思います。
でも、その瞬間その人が本当に欲していて、おもしろいと思うものが必ずしも新しいものばかりではないのです。
そのものが新しかろうと古かろうと、その人が初めて出会ったものは皆新しいものなのですから。

もちろんこれは一例で、しかも「俺/私にとって何かおもしろい文房具ない?」という場合の話でした。
これが「誰かにプレゼントしたいんだけど何かおもしろい文房具ない?」だったら、それは「何かかっこいいプレゼントを見つくろってよ」という意味になり、贈り物というまた別の視点で文房具を見ていかないといけなくなるからです(その場合も、プレゼントを贈る側が贈られる側の細かいニーズに気づいていれば、よりかゆいところに手の届く贈り物を考えることができますが、そんなお客さんは数人しかいませんでした)。

閑話休題。
なぜ今回こんな話から始めたかというと、自分自身が文房具屋を見て歩く時もそうだなあと思ったから。
自分自身の心の準備状態というか何というか。
何か具体的に欲しているものがあったり、それが何かは分からないなりに文房具のある部分に不満があり、それを打破するものを探しているとかそういったこと。
もしそういった精神状態なら文房具屋めぐりはがぜん楽しいものになるのではないかと。

(@@の△△がこうだったらいいんだけどなーそんなのあるかなー)
(あるやん!いつの間に出たん!)

みたいな感じで。

もちろんぶらぶらと目的なく見て回るのも楽しいですよ。
ただ自分の場合は、上記のような心の準備状態にないとどうしても購買につながりにくいんです。
よっぽどのこと(青が素敵!とか猫ハアハア!)にならない限り(比較的よくそうなるが)。

そう考えると、店先の商品展開というのはやはり非常に重要で、その気のない人を短時間でその気にさせないといけないわけですから、あの手この手で既存の文房具への不満を喚起させ、それを解消するのがこのアイテムであると謳うのでしょう。
納得です。

が、既存の文房具への不満がはたして「正しく」喚起されるかどうか、それがさらに「正しく」導かれるかどうかというとこれはまた別の話で、そこにはどうしてもその商品を買ってほしいというメーカーの情熱があるのみなんですが…

結局何が言いたいかと言うと、自分自身がはっきり文房具への不満や要望を自覚していたら楽しい買い物ができるに違いない!ということ。
そして、さんざんすでに筆記具を持ち、わりと機嫌良くそれらと戯れている小生は今回は特にそそられる筆記具に出会うことはなかったということでした。

にもかかわらず、買ってしまうものについて次回は書きたいと思います。
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by mukei_font | 2014-02-20 23:59 | 文具屋めぐり | Comments(8)