猫町フミヲの文房具日記
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カテゴリ:筆記具・多色、多機能( 42 )

ZEBRA・プレフィール。

旅先デビューのプレフィール。

結局リフィルは、

K-0.7黒
K-0.7青
EK-0.3黒
EK-0.5ブルーブラック

にしました。
分かりにくいこと限りなし。

マツダスタジアムはいい球場です。
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by mukei_font | 2012-09-26 18:11 | 筆記具・多色、多機能 | Comments(4)

プレフィールの必要性、あるいは正当化(後篇)。

それでは前篇に引き続いて後篇へとまいりましょう。

あれからいろいろ考えて、ZEBRAのプレフィールのリフィルを決定しました。

油性ボールペン黒
油性ボールペン青
エマルジョンインクブルーブラック0.5
シャープペン0.7

なんだか地味すぎる組み合わせですが、今のところこんな感じでいいかなと。

個人的見解として、「プレフィール」のもっともすぐれた点は、普通の油性ボールペンのリフィルがあることだと思うわけです。
三菱のスタイルフィットのジェットストリーム芯は油性にして油性にあらず。
このブログでも何度か取り上げたように、いずれはにじみ抜けを起こすインクです。

気合いを入れた長期保存というわけではないが、にじみ抜けられては困るような何かを書く時、結局手がのびるのは普通の油性ボールペン。
もともと多色にあまりなじみのない小生は油性の多色ボールペンを持っておりません。
これをきっかけによく使う黒と青の油性ボールペンを選んでみました。

今回のリフィル選択でもっとも個人的に進化した点は、ゲルインクを排除したところ。
そうなんです。
今までの経験上、多色軸でゲルインクは使わないことが分かったのです。
コレトにせよ、スタイルフィットにせよ、スリッチーズにせよ、いくら一番使う黒や青やブラウンブラックを入れたところで、結局手が伸びない。
ゲルを使う場面に登場するのは、ハイブリッドテクニカやシグノなどのキャップ式のゲルインクボールペン。

なぜか。
ヒントは「多色軸」と「ゲルインク」の組み合わせ。

もともと小生の場合、ゲルインクボールペンは仕上がりを気にする時に使うペン、油性ボールペンはスピードを求める時に手にするペン、といった風に使い分けているのですが、「多色」の「ゲル」ではその役目を果たすことができません。
なぜなら多色は芯が斜めに出てくる関係で筆記角度に無理があり、そもそもノック式のゲルインクはチップが不安定です。
それらは書き心地がよくないだけでなく、長時間の筆記にも向きません。
結局「ゲル最強」は「キャップ式の単色」なのです。

もちろんこれらのことは小生自身の経験にもとづいた分析ですから、多色のゲルを心地よく使っておられる方は大勢おられると思います。
そうでないとサラサの多色芯のJK-0.5があんなに売れるわけがないですし、スタイルフィットやコレトの隆盛もなんやねんということになってしまいます。

繰り返しておきますが、これはあくまでも小生自身の分析。
買って使わなくて情けない思いをするのは小生ですし、その情けなさを回避するためにはどうすればよいかを考えているわけです。
で、多色軸におけるゲルリフィルに手が伸びないのは、ゲルに求めていることが果たせないからだなと気づいたという話。

多色軸、とくにスタイルフィットやコレト、今回のプレフィールなどの選べる多色軸の大きな魅力は、たくさんのペンを持ち歩かなくていい、ということだと思います。
ハイテックCやシャープペン、消しゴムを持ち歩いていた人がコレト1本ですみ、シグノやジェットストリーム、シャープペンを持ち歩いていた人がスタイルフィット1本ですむ。
今回のプレフィールにいたっては、ジムノック、サラサ、スラリ、シャープペンを持ち歩いていた人までもが1本ですんでしまいます。
しかも自分の好きなインクや色を厳選しながら。

しかし、と小生は思うわけです。
これらの理想を詰め込んで作り上げた夢の多色・多機能ボールペンは、完璧なようで完璧ではない。
多くの犠牲の上に成り立っています。
ある人はそれはリフィルの減るスピードだと思われるかもしれませんが、小生が重視するのは書き心地の悪さ。

結局、「いろんなペンを1本にまとめることができる便利さ」と「書き心地の悪さ」をはかりにかけ、それでもこれは便利だと思うものを残しながらリフィルを選ぶしかないのだと思います。
なので、「書き心地の悪さ」が勝るゲルインクにはお引き取りいただこうと。
反対に「便利さ」>「書き心地」の油性ボールペンを優先的に選ぼうと(前述したようにいわゆる普通の油性インクは貴重)。

というわけで、油性ボールペンの黒と青をまず選択。
あとの2ヶ所には何を入れようかしらということで、次に決まったのは0.7のシャープペン。

多機能におけるシャープペンは「いる」という人もいれば「いらない」という人もいますが、小生は意外といる派。
常時鈍器のような筆箱を持ち歩いているとはいえ、シャープペンをわざわざ取り出すのは大げさな場面というのが結構あります。
それがまたこだわった製図用のシャープペンなんかだと、落としたりした時のダメージなども気にかかります。

おそらくそういう場合はちょこっとだけ必要な場面でしょうから、「便利さ」>「書き心地」の考え方でシャープペンも選んでおきましょう。
太芯シャープは楽しいので、今までコレトにもスタイルフィットにもなかった0.7を選びます。
最後の最後で選べる多色市場に参入した強み、後端ノックの工夫も見逃せません。

で、最後が問題。
別に4ヶ所全部にリフィルを入れなくてもいい気がして、空けておこうかなと思ったのですが、これまでの自分の選択を振り返りながらさらに考えてみました。

これまでの選択について、自分で自分につっこむと以下のようになります。

それは、いつも自分が大量の筆記具に囲まれ、外出時も鈍器のような筆箱を持ち歩いているから言えることではないかと。
もし1本しか筆記具を持てなかったとしたらそんな贅沢は言えるかと。

そこで仮に1本しか筆記具を持てない状況を考えてみます。
今までは「多色軸=書き心地に期待してはいけないもの=便利さ重視で選ぶべき」路線でしたが、この状況下でもし何かをきれいに書き上げる必要が生じたら?
そこは書き心地に目をつぶってもゲルインクをチョイスすべきではないのか。

否。

それでもゲルインクの選択はやめておきましょう。
1本しか筆記具を持てない状況というのは、ある程度あわただしい状況だと考えられます。
仕事中は1本しかエプロンに差してはいけないとか、旅行の荷物にペン1本しか入らなかったとか。
そんな落ち着かない状況の中、ゲルインクを満足に使いこなす自信は小生にはありません。
なぜならゲルインクにはインクの乾きが悪いという欠点があります。
ゲルインクを普段使いする人にはあきれられるかもしれませんが、小生の字の書き方では手についたゲルインクがぺたぺたスタンプになる現象が起きてしまうことは自分でよく分かっています。

そこに登場するのがエマルジョンインク。

ある程度あわただしい状況で、油性ボールペン以上ゲルインク未満の書き上がりが期待できるボールペン。
ゲルインクのようにインクの乾きに神経をとがらせる必要がない点は大きいですよね。
仕事中に何かをきれいに書かなければならない時、あるいは旅先からポストカードを出す時など、普通の油性ボールペンと同じくらいの手軽さで美しく書き上げることができるのは非常に便利な気がします。

が、個人的にエマルジョンインクをそこまで評価していないこともあり(少なくとも自分には書き味が安定しないように思える)、オーソドックスな油性を主にし、エマルジョンには補佐的に働いてもらうことにしたというしだい。

それに、先に述べた「筆記具を1本しか持てない状況」というのは非現実的ですし、いざとなったら油性ボールペンでもある程度きれいな字を書くことができますよね。
経験上、旅先のポストカードなどはつるつるした材質のものが多く、油性ボールペンならなんでもカバーできるという強みもあります。

そう考えるとなんとなくエマルジョンインクがいらない気もするのですが(´_ゝ`)、まあ実験的に今回初登場のブルーブラックなどを試してみることにします。

そんなこんなで、あとはプレフィールに出会うべく都会に出かけるのみ。
気分はニューヨーク!ニューヨーク!であります。
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by mukei_font | 2012-09-17 10:09 | 筆記具・多色、多機能 | Comments(4)

プレフィールの必要性、あるいは正当化(前篇)。

おはようございます。
少々薬が胃に来ましたが、それでも熱が下がってほっとしています。

さて、朝晩がずいぶん過ごしやすくなり、いよいよ秋。
楽しみにしていたZEBRAのプレフィールの限定軸がもう発売されたとか、もうすぐ発売されるとか。
これは熱い。
心躍ります。

本来限定アイテムにはあまりそそられない小生ですが、今回は違います。
何と言ってもナイトブルーの軸。

これはいるでしょ。

それになんだかんだ言いながらまだプレフィールは未入手ですからね。
これは良いきっかけ。

いや、最初に白の軸を買っていてもこの限定軸は買ったかも…
文紙MESSEで実物を見ましたが、それくらいに素敵なナイトブルーでした。
あ、今、スタイルフィットの限定軸にキャッキャする女子の気持ちがちょっと分かった気が…
おじさんも仲間に入れておくれ!

というわけで、気分はもうニューヨーク!なわけですが、これ、絵柄ではサグラダ・ファミリアがよかったな。
でも、サグラダ・ファミリアだとナイトブルーはおかしいですもんね。
他の色や絵柄の組み合わせにしてもそうですが、このシリーズ、限定軸にしてはなかなかハイセンスです。

今日はこれに何のリフィルを入れるかについて考えながら働きたいと思います。
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by mukei_font | 2012-09-15 08:29 | 筆記具・多色、多機能 | Comments(4)

ZEBRA・クリップオンマルチ。

今夜は先日の「第2回OKB(お気に入りボールペン)48総選挙(感想)。」という記事の中で少しふれた、「自分ではそんなに使っていないのに、『文具店員として売るのが好きだった』という勝手な思い入れがあるアイテム」について書きたいと思います。

もっとも、与えられた仕事にすぐに夢中になる小生にはこういう「応援したくなる商品」というのがむちゃくちゃたくさんありました。
基本的にほとんどそれというか、「また女子向け!」とか「これは病気!」とつっこむアイテムはいろいろあっても、文房具はどれもかわいかったので。

が、そんな「思い入れアイテム」の中でも頭一つ抜けていたのがZEBRAのクリップオンマルチ。

自分でもよく分からないのですが、なぜだか好きで好きでたまりませんでした。
レジで売れると「うん、うん」とうれしくなったし、品出しの時はハアハアしたし、ごちゃごちゃになったストックを整理していると時間を忘れたし、替芯を買いに来られたお客さんには光速対応だったし、とにかく油性の多機能ボールペンの中では圧倒的にひいきにしていました。

ちなみに使用頻度はカウンタの中にあるのをちょっと使った程度。
それなのになぜ。

なんというか、王道感が好きでした。

例えば同スペックの油性ボールペンの多機能というと、PILOTのDr.グリップの4+1、三菱のジェットストリームの4&1がありますが、PILOTの場合は「Dr.グリップ」というグリップを、三菱の場合は「ジェットストリーム」というインクをそれぞれ売りにしている点が邪道に思えたのです。

普通の油性インクで特別な売りもないのに(せいぜいバインダークリップくらい)けなげに頑張っていて、着実にユーザーをつかみ、徐々に高級軸を展開していったクリップオンマルチ。
クリップオンマルチ3000はさすがに(´_ゝ`)でしたが、クリップオンマルチ2000に惹かれる人の気持ちはよく分かったし(当然軸色は青)、でもまあ小生は断然クリップオンマルチ1000派でした。

なんというかちょうどいいんですよ。
重み的に存在感的にそして出費的に。

そして買うなら赤だと思っていました。
青派なのに赤。
ぎらぎらしていない元気な赤色が素敵で。

¥1000の価格帯で他社の製品と比較してみても、この赤色はちょっと見当たりません。
男性にも手に取ってほしい気持ちからか、Dr.グリップの多機能もジェットストリームの多機能もアダルティな赤色。
が、もうそういう赤色は食傷気味というか、だからこそかえってぱきっとした赤色のクリップオンマルチが新しく見えたようにも思います。
こういう赤色を胸元にさしてる男性のほうが絶対おしゃれ。

赤色で話がそれましたが、こんなわけで「王道感」のあるクリップオンマルチを愛していたという話。

でも、小生ごときがやきもきしなくてもすでに圧倒的なユーザーに支えられていたのも事実。
といっても確かなデータを持っているわけではなく、レジで売れる本数であるとか、替芯の売れ数であるとか、使っているのを見かける頻度といったものからの判断なので正確ではないし、姉妹品のクリップオンGやクリップオンスリムも同じ替芯SK-0.7なので、本当のクリップオンマルチユーザーがどれくらいいるのかは分かりませんが、それでも多くのファンがいるのは間違いないはず。

¥500のクリップオンマルチが主流で、クリップオンマルチ1000がちらほら、たまにクリップオンマルチ2000。
減るのが速い新油性インクでもないのに、毎日のように発注した替芯のSK-0.7。
油性の多機能の王道を行くクリップオンマルチが好きでした。

最近のスラリやプレフィールを見ていると、ZEBRAの腰の重さは案外あなどれないとうか、最後の最後に出すからこそ、他社のいいとこどりをするような賢い立ち回りができるように思えます。
が、小生がおもしろいなと思うのは、そういう「重い腰」がクリップオンマルチに栄華をもたらしたのではないかということ。

もし、ZEBRAがつんのめってエマルジョンインクのスラリを出していたら、三菱が「油性の多機能といえばジェットストリーム」みたいな流れになったのと同様のことが起きたのではないでしょうか。
そうなると、ジェットストリーム4&1に押されて、同社のマルチファイブがひっそりしてしまったのと同じことが起きていたはず。
スラリの多色や多機能がやんややんやと盛りあがれば普通の油性のクリップオンGやクリップオンマルチの立場が弱くなる恐れがあるからです。

ZEBRAが慎重にスラリを開発したおかげでZEBRAは新油性市場に切り込むことには遅れをとりましたが、その分「油性の王道」を行くことができ、クリップオンG、クリップオンマルチ、クリップオンスリムのクリップオン帝国を築き上げることができたのだと思います。

いくら世の中がなめらか系の油性インク万歳な流れになっても、いわゆる昔からある油性インクボールペンを使いたい層というのは確実にあって、店頭で戸惑うその人たちにクリップオンマルチはやさしく、分かりやすい存在でした。

今現在、ZEBRAの中でクリップオンシリーズがどんな地位にあるのか分かりません。
実は小生が思っているほど昔から栄華などきわめていなかったりして。
いや、それはないか。
多機能のクリップオンマルチはともかく、小生が見る限り、多色の王者はクリップオンGだと思うし。

今のところスラリにはまだ4+1の多機能はないようですが、もし出るのなら安いプラスチックの軸に甘んじるのではなく、将来的にはクリップオンマルチ1000と同じ軸で出してほしいものだと思います。
あの重みと存在感でスラリの多機能とか贅沢。
もちろん芯だけを入れ替えればすぐにでもできることですが、最初から芯を入れ替えてね的なスタンスはよくないでしょ。

同じメーカーの中で一押し商品が競合するというのはちょっと複雑な状況ですが、つぶしあったり、どちらかがせつなくなってしまうのではなく、ロングセラーブランドに新進気鋭のブランドが乗っかっていく感じで両者ともうまく共存できればなと思います。

とまあ、ろくに使ったこともないのに思わず熱く応援したくなるのがこのクリップオンマルチなんですよ。
なんですかねえ、昔ジムノックに恋していた時の流れなんでしょうか。
まったくもって自分でもよく分かりません。

最後に小生が唯一所有しているクリップオンマルチを。
f0220714_13275075.jpg

「和心」という限定シリーズの紺青。
理想の青に思わずふらふらとなり、多機能なんて使わないのにハアハア入手。
なのに、替芯と青の研究で破壊してしまったという…
が、そのあと、小生をあわれんだZEBRAの営業さんに同じものをいただいたという…
f0220714_13281036.jpg

いろんな思いと思い出のつまったクリップオンマルチです。

唯一クリップオンマルチに残念な点があるとしたら、替芯の互換性の悪さだな。
帝国は帝国らしく、おいそれといろんな芯が参入できないようになっているのか。

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by mukei_font | 2012-09-10 21:23 | 筆記具・多色、多機能 | Comments(19)

ぺんてる・ビクーニャEX。

休日の猫町です。

たった今地元の文房具屋でぺんてるの新商品、ビクーニャEXを見てまいりました。
まだうちには入っていない、というより出ることさえ知らなかった、たまたまスーパーのチラシで見て知ったという体たらく。

さて、チラシの写真を見てすでに予想はしていましたが…
いよいよ来ましたよーーーーー
新油性の4C芯ーーーーー

4C芯て何?な方はぜひ以前の記事を読んでいただきたいのですが、一番まとまっているのがこの記事。

新油性ボールペンの4C芯化・その実現可能性。

実はこの記事、書いてから時間がたっているのにわりと人気のある記事で、アクセス数もかなり多いのですが、今再読しても結構イケます(自分で言うな)。

ちょいちょい訂正したくなる部分もあったりするのですが(例えば「油性以外のインクが入っている4C芯を作っているのは現時点で国内メーカーではZEBRAくらい」の箇所。PILOTのHI-TEC-Cスリムスの芯LHRF-20Cを忘れていました)、まあだいたいこんな感じだったんですよ。

が、ここに来てついにその均衡は破られた!

ちなみに、上記リンク記事中で小生が予想していた「新油性の4C芯を一番最初に実現しそうなメーカー」は、

PILOT>ぺんてる>三菱

実際はぺんてるだったわけで予想は外れましたが、ぺんてるのくだりを読んでいるとなかなか楽しい。
ちょっと記事を抜粋するとこんなことを書いていました。

「既存の多機能が多いほうがなにかと有利」的な考え方からすれば、4C芯が使える多機能がランスロットくらいしかないぺんてるは不利に思えるかもしれない。
が、ぺんてるというメーカーは言わばダークホース。
ちょっと何を考えているのか分からないびっくり箱的なところがある。
それに何といってもオタクにやさしい(簡易版・文具オタク度テスト。参照)。

何の打算も展望もなく、ひょいと作ってくれるならぺんてるというか、とにかくぺんてるならやりかねないという気がする。
文具界の「天然」というか。
実際、過去のぺんてるのあらゆる商品を思い浮かべても、それって一時的に社内でもり上がっただけじゃ…みたいなものがあるのも事実。
もはやこれは文具マニアの勘だ。


文具マニアの勘すげーーーーー
文具界の「天然」?なんじゃそりゃーーーーー

自分で書いた文章で盛り上がれる自家発電ぶりもなかなかおめでたいが、楽しいったら楽しいのだ。

気になる替芯の価格は¥150(税抜)。
まあそんなものか。

さあビクーニャEXの出現でPILOTがどう出るか興味深いところ。
PILOTはさりげなくAインクをなくし(品番も変えずに…そりゃないで)、単色のDr.グリップの替芯であるBRFN-10Fや高級軸のボールペンの替芯であるBRFN-30F/Mの中身はいつのまにかアクロインキになっていたりします。

これは4C芯化の布石なのか?
ならいいなあ…
アクロインキはなんだかんだで優等生だと思いますもん。

最後にビクーニャEXを試した感想。

ねばねばや…
分かってたけど…(参考のためにこれまでのビクーニャ関係の記事を貼っておきます)

ビクーニャ使用感。
ビクーニャ0.5使用感。
新油性インク比較(ハイテク)。
青の研究、訂正と感想。

(´_ゝ`)
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by mukei_font | 2012-03-07 14:14 | 筆記具・多色、多機能 | Comments(7)

マイスターがマイスターになる日。

案外知られていないことの一つに筆記具の「部品取り寄せ」があると思う。
「部品取り寄せ」というのは例えばシャープペンのキャップ(頭冠やノブ、帽子などと呼ばれている)をなくしてしまった場合や、ボールペンを落として口金を凹ませてしまった場合、多機能ペンのシャープ機構を壊してしまった場合などにそのパーツだけを取り寄せること。

詳細は各メーカーによってさまざまだが、「本体価格何円以上の筆記具が対象」と一定のラインを設け、各パーツごとに細かく金額が決められているのが一般的。
それらをカタログに明記しているメーカーもあるし、カタログには掲載していないが取り寄せは可能なメーカーも。

ちなみに国内の主要な筆記具メーカーはだいたい部品の取り寄せは可能。
PILOT、ZEBRA、プラチナはカタログに明記。
ぺんてるも可能だったはず。

あれ?三菱は?

今夜はそんな話から始めたいと思います。

以前も何度か記事でふれたように三菱は部品取り寄せが不可のメーカー。
いくらシャープ機構さえ直せば復活すると分かっている多機能ペンでもシャープ機構を「部品」という形では出してくれない。
扱いはすべて「修理」となり、それなりの修理代金がかかるようなシステム。

鬼。
もう鬼ですわ。
ユーザーのこともユーザーと向き合う小売店のことも何一つ考えてない鬼のようなシステム。

小生が文具店員になった時は普通に部品取り寄せできていたはずが、小生の記憶が正しければ2009年から2011年の間は部品取り寄せは不可&すべて修理扱いだったような。

「2009年から2011年」?
「だった」?

はい!
なんと今年から部品取り寄せがひそかに復活しています!
問い合わせがあってカタログの最後のページを開くまでは小生も気づかなかったのですが。

いやー
もう各方面から非難囂々だったにちがいありません。
繰り返しになりますが、ユーザーのことも小売店のことも一切考えていませんでしたからね。

「え?このキャップが欲しいだけやのに、そんなに高いん!?」
「グリップだけ注文できんの?」
「シャープ部分以外は全然大丈夫やねんで?」
(本体価格に応じて修理代が決まっており、例えばジェットストリーム4+1なら修理代が¥630だった)

どんだけつらかったか…

つぶれた口金さえ取り替えれば復活するボールペン。
いくら魔法の針でつつきまわしても直らないシャープ機構。
なぜ部品だけ取り寄せられないのか。
ほんの少しの工夫で安い筆記具といつまでも仲良くするのが何よりも好きな小生だけに、故障がらみの三菱の筆記具の接客は本当に苦痛だった。

が、今年からは他メーカー同様部品取り寄せOK。
これで積極的に接客できる。
「いざというときに部品だけ取り寄せられない」ことにこりて、PILOTのDr.グリップ4+1やZEBRAのクリップオンマルチに乗り換えたお客さんもたくさんおられたので。

さて、よかったよかったと興奮が一段落した瞬間小生の頭にひらめいた一つのアイデア。
これはもしやあの「夢のペン」が手頃に作れるようになるということでは…(額にぶっとい汗)

「夢のペン」。
覚えておられるでしょうか、あったらいいなこんなペン・ノック式消しゴム付太軸多機能ペン。という壮大なプロジェクトを。
そしてその際に誕生した「スタイルフィットマイスター猫町バージョン」を。

あの時は「ノック式消しゴム付太軸多機能ペン」というリクエストに応えるべく試行錯誤したが、「ノック式消しゴム付」の部分はさておき、今はスタイルフィットマイスター5色ホルダーのグリップを替えた最後の部分にだけご注目。

簡単に説明すると、「スタイルフィットマイスター猫町バージョン」とはスタイルフィットマイスター5色ホルダーのグリップ部分をジェットストリーム4+1のグリップにチェンジしたもの。
f0220714_2303311.jpg

これ、見た目がかっこいいだけでなく、バランスもいいすぐれものなんです。
スタイルフィットマイスター5色ホルダーだけだと軽すぎるところに、ある程度重みのあるジェットストリーム4+1のグリップ。
その両者を組み合わせるとちょうどいいバランスになるんですね。

で。
上述のように部品取り寄せが可能となった今、なんとこの素敵なマイスターが比較的お手軽に実現できてしまうという。

ジェットストリーム4+1のグリップは¥300(税抜)ですから(今日調べた)、スタイルフィットマイスター5色ホルダーの¥500(税抜)と合わせても¥800(税抜)。
¥800(税抜)ですよ!?
グリップのために本体ごと買わなあかん(¥500(税抜)+¥1000(税抜))→そんなん無理、な夢の計画が実現可能な価格に!

マイスター5色ホルダーがどんくさかったのはむちむちとしたあの太さだけじゃないんです。
あの「ぬーん」としたつかみどころのない、そう、まさしくつかみどころのないグリップ。
あのせいでずいぶんもっさりした印象になっていたんです。
そこに重みのあるラバーグリップでどうだ!
だいぶ印象ちがいますよ。

さらに。
ジェットストリーム4+1のピュアモルトバージョンというのがあってですね、グリップ部分が木なんです。
しかもオークウッド・プレミアム・エディションという落ち着いたいい色の。

もしやこのグリップもマイスター5色ホルダーのグリップとチェンジできるのでは?

はいできた!
泣く子も黙るスタイルフィットマイスターピュアモルトバージョン。

ジェットストリーム4+1ピュアモルトバージョンのグリップは¥700(税抜)。
スタイルフィットマイスター5色ホルダーの¥500(税抜)と合わせても¥1200(税抜)。
イケる、イケる!
グリップのために本体から買っていたらマイスターの本体と合わせて¥2500(税抜)もするんですから。

でもそこまでしてスタイルフィットにする必要ある?

あります。

スタイルフィットなら油性のジェットストリームとゲルのシグノの両方を1本にすることが可能。
ジェットストリームのにじみ抜けが怖いものに書くときはシグノを使えばよろしい。
多色のジェットストリームに比べて芯が長いのも魅力。
さらにシャープ機構を入れたときの後端ノックも素晴らしい。

スタイルフィットマイスターが世に出た時に「どこがマイスター?」と笑った諸君たち(小生含む)。
スタイルフィットを女子どもの手から取り戻す時が来たようだ。
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by mukei_font | 2012-01-17 23:20 | 筆記具・多色、多機能 | Comments(15)

キラキラコレト。

あー…
あほやー…
クリスマスを満喫するために買い込んだ文房具を全部店に忘れて来た…
替芯たちが!青墨が!

気を取り直して、今夜はクリスマスっぽい素敵な文房具のご紹介。
PILOT・HI-TEC-Cコレトの限定アイテム、スターコレクション。

限定品ゆえかPILOTのHPには掲載されておりませんが、以前ハートコレクションというのがありまして、それの星バージョンです。
画像を見ていただければお分かりになると思うのですが、要するにコレトのリフィルのレバー部分が星の形をしております。
f0220714_22571215.jpg

ただそれだけのことなんですが、これが大人気なんですね。
いわゆる女子(範囲広し)を中心に。

小生は文房具を楽しげに選んでいるお客さんたちの会話を聞くのが好きですが、このスターコレクションを見つけた女子高生たちは大変でした。
かーーーーーわーーーーーいーーーーーいーーーーー
ほーーーーーしーーーーーいーーーーー
かーーーーーいーーーーーたーーーーーいーーーーー

お、おう、という感じで見守るしかなかった小生ですが、通常小生はこの手の限定商品にはまったくそそられません。
三菱のスタイルフィットにしてもそうですが、あまりにも女子女子したものはノーサンキュー。
ピンクにもドットにもハートにもラメにもディズニーにも全然ときめきません。
それはもう単に好みじゃないとしか言いようがありません。

なので、展示会や日々の新商品案内でこの手の商品の情報を見聞きしてもブログの記事にするほど印象に残らないのです。
このブログにそういったキラキラしたアイテムの情報が極端に少ないのはそういうわけです。
展示会等で限定ものアイテムに人が群がっている横でレギュラーアイテムの替芯について質問しまくっているような人間ですので。

が。

これにはくらっと来てしまった。
胸を射抜かれてしまった。
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リフィル10本セットがなんと専用ケースに入っておる!
この絶妙の薄さがなんとなくコスメチック!
コスメとか実際よう知らんけど!

正直、入荷して初めて触ったのが昨日。
問い合わせがあって初めてしげしげスターコレクションの什器を見つめたという。
どんだけ興味ないねんて話。

で、これがリフィルセットか…と手にした瞬間、心は10歳に戻っておりました。
ああ、10歳の自分は間違いなくこれが欲しかったです。
今も欲しがっているんじゃないかと思うほどです(意味不明)。

以下文房具との脳内会話。

猫「ええなあ…(ハアハア)」
星「…」
猫「この薄さええなあ…(ハアハア)」
星「あんたコレトあかんやん」
猫「そうやん、これコレトなんよなあ…」
星「ほんまに欲しい人に買ってもらう。帰れ」
猫「何色がええかな…水色はなんかちゃうよな…ピンクもちょっと…白…?」
星「帰れ」
猫「このケースがええやん」
星「ケース、ケースて。それともカスタマイズのパーツにする?(ニヤニヤ)」

そうか。
これシャープユニットや消しゴムユニットに付けたらノックできるんちゃう?
こんだけ飛び出してれば。

すっきりしているのが売りのコレトをなんでわざわざハートや星でがちゃがちゃさせてまうねんと思っていたが、もしこのパーツがシャープユニットや消しゴムユニットのものものしいレバー部分と交換可能なら…

もしそうならスターコレクションは男性にとってもちょっとおもしろいアイテムになりはしないか。
一箇所だけ星形のリフィルが入っているとか相当おしゃれ。
それもアクセントになる色をわざと選んだりして。

やってみたよ、シャープユニット(or消しゴムユニット)ノックできるよ/ノックできんよなど情報お待ちいたしております。
願わくはノックできてほしい。

でも仮にノックできなくても、皆さんの大好きなカスタマイズにこの星形パーツが使えるかもしれませんよ。
コレトのミーやルミオにスタイルフィット芯を入れておられる方おられますよね。
ちょっと遊んでみませんか。

それにしてもこのケースの素敵さよ。
入れ物そのもののかわいさももちろんあるのですが、何と言ってもこれは「芯入れ」という発想がいいですよね。
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芯1本1本にちゃんと居場所があるとか、替芯好きにはたまらない光景です。
もちろんコレトのリフィルだからこそこんなに楽しげに見えるのでしょうが(普通の替芯ばかりのところを想像してみよう)。

もしもクリスマスの朝に枕元にこれがあったなら。
コレトの軸と一緒にプレゼントが届いて、お母さんに入れ方を教えてもらって、大はしゃぎで芯をあれこれあれこれ入れ替えてみて、あんまりそんなんしてたら壊れてまうで、ってちょっと叱られて、実際ちょっと壊れかけて焦って、でもお気に入りの数本を選んでノートに絵を描いたり、手紙を書いたり…

嗚呼。
なんて自分は遠くまで歩いて来てしまったんだ。

追記:スターコレクション、バラ売りもあります!
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by mukei_font | 2011-12-23 23:59 | 筆記具・多色、多機能 | Comments(1)

ノック式消しゴム付太軸多機能ペン後日談。

昨日の「ノック式消しゴム付太軸多機能ペン」、依頼主様よりメールがありました。
「スタイルフィットマイスター5色ホルダーバージョン」にされるそうです(グリップも?ドキドキ…)。

決め手はスタイルフィットマイスター5色ホルダーの後端ノック。
コレトの消しゴムユニットのレバー部分の出っ張りが嫌だったようで、レバー部分がスリムになる点を気に入ってくださった様子。

うっうっうっ…
今までさんざん「相変わらずむちむち」「どこがマイスター?」などと揶揄されてきたスタイルフィットマイスターにもついに春が…

後端ノック、いいですよ本当に。
それから、グリップをジェットストリーム4+1のに替えるのは本気でおすすめ。
バランスもぐっとよくなって持ちやすさも書きやすさも全然違います。
多機能好きで、スタイルフィットマイスターを主軸アイテムにしようかと考えておられる方はぜひお試しいただきたい。

いやーそれにしてもお役に立ててよかった。
いつかスタイルフィットやコレトのカスタマイズのことをちゃんと書かなきゃなあと思っていたので、良い機会を与えていただけて感謝しています。

ご覧のとおりコメントへのレスはおろか、メールの返信もろくにできないありさまですが、これからも文房具のあれこれを熱く語っていけたらと思っております。
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by mukei_font | 2011-12-19 22:58 | 筆記具・多色、多機能 | Comments(0)

あったらいいなこんなペン・ノック式消しゴム付太軸多機能ペン。

さあさあ始めましょうか。
カスタマイズの時間です。

まず依頼内容および条件の復習。

依頼内容:黒ボールペン、シャープペン、ノック式消しゴムから成る太軸多機能ペン
条件1:ジェットストリーム0.5、HI-TEC-Cコレト消しゴムユニットを使用
条件2:アルファゲル多機能ペン系、Dr.グリップシリーズ、HI-TEC-Cコレトなど太くてすべらない軸希望

最初に結論から発表。
考えられるのは大きく分けて2パタン。
PILOTのHI-TEC-Cコレト「ミー」採用パタンと、三菱のスタイルフィットマイスター5色ホルダー採用パタン。
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それでは以下に詳しく見ていきましょう。

まずHI-TEC-Cコレト「ミー」バージョンから。
はっきり言ってこれは簡単です。
依頼内容を見た瞬間に思いついた方多数だと思われます。
が、今回は今までカスタマイズなんてしたことのない方にも分かりやすい感じで進めたいと思います。

そもそもカスタマイズとは何ぞやというと、例えば普段使っているペンのここがもしこうだったらもっといいのになーという希望をなんとか実現しようとする試みのようなもの。
もちろんペンだけではなくノートでもファイルでもやろうと思えばあらゆる文房具をカスタマイズすることは可能(ただしものによっては技術が必要だったり、お金がかかる場合も)。
が、筆記具のカスタマイズは比較的安価かつ手軽にできるのが◎。

さて、ノック式消しゴム付太軸多機能ペンその1・HI-TEC-Cコレト「ミー」バージョンを見ていきましょう。
今回の依頼内容および条件をふまえると、コレト軸を使ったこのパタンはいわば王道。
王道すぎて最初はあえて避けたのですが、最終的にどうしてもコレト軸、スタイルフィット軸でなければならないという結論に達しました。
理由は一つ。

消しゴムをノックするため。

後述のようにHI-TEC-Cコレトの消しゴムユニットに手を加えることは可能です。
改造すればあらゆる多色・多機能ペンの中に仕込むことも可能です。

が、どうしてもノックできなかった。

一番いいのは依頼者の第一希望であるユニアルファゲルの多機能軸に消しゴムユニットを入れ、ノックできることでした。
ユニアルファゲルに内蔵されている替芯S-7Sはジェットストリームの多色芯SXR-80シリーズと互換性があるのでボールペンの問題は解決。
多機能なのでシャープペンも付いている。
消しゴムがノックできればその時点でこの依頼は終了です。

しかしできたのは消しゴムユニットを入れるところまで。
どうしてもノックができない。

そりゃそうです。
レバーを押し込んだあとの引っ込んだレバーをさらにノックする必要があるのですから。
ここでコレトのリフィルを見てみましょう。
f0220714_14363821.jpg

上が消しゴムユニット、下が普通のリフィル。
レバー部分(芯のお尻についているプラスチックの部品)を見てください。
f0220714_15121120.jpg

消しゴムユニットのほうが出っ張っているのが分かると思います。
これはレバーを押し下げた後にノックできるための工夫なのです。

ここで少し思い出していただきたいのが後述するスタイルフィット軸について。
スタイルフィットの3色ホルダー、5色ホルダーのミサイルのようにものものしいレバー部分を思い浮かべることができるでしょうか。
スタイルフィットはコレトとは異なり、リフィルそのものを工夫することができません。
なので、どのタイプのリフィルがホルダーのどこにさされてもいいようにホルダーのレバー部分を工夫するしかなかったのです。
つまり、どこにシャープリフィルが入っても(あるいはすべての箇所にシャープリフィルが入っても)ノックできるように大きく出っ張らせる必要があった。
ただし、この問題はスタイルフィットマイスター5色ホルダーの登場とともに解消されています(後述)。

まとめると、消しゴムをノックするためにはコレト軸かスタイルフィット軸しか選択肢がなかったということ。

もちろん果敢にいろんな軸にチャレンジしたのは言うまでもありません。
が、ジェットストリーム4&1でもDr.グリップ4+1でもクリップオンマルチでもだめ。
そして3回とも消しゴムユニットのパーツの一部が本体に残ってしまい肝を冷やすというスリル。
それでもやってみたい方は必ずピンセットをご用意ください。

話を先へ進めましょう。
というわけで、結局行き着いてしまった王道、HI-TEC-Cコレト「ミー」バージョン。
何しろ王道ですから、消しゴムユニットとシャープユニットは軸に入れるのみ。
カスタマイズすべき点はたった1点。
ジェットストリーム0.5のリフィルに少々手を加えるだけ。

ちょっと注意が必要なのはこのカスタマイズに使うジェットストリーム0.5のリフィルが、通常の多色芯SXR-80-05ではないという点。
使用するのはスタイルフィット用のリフィル。
長さが違うんです。

スタイルフィットリフィル>コレトリフィル>通常のジェットストリーム多色芯

SXR-80-05だと短すぎてコレトに入れることはできません。
なので長いスタイルフィットリフィルをコレトリフィルに合わせてカットしてコレトに入れる。
これだけです。
f0220714_15273629.jpg

上のコレトリフィルに長さを合わせてカットしてからレバー部分を付ければ完成。

以上でHI-TEC-Cコレト「ミー」バージョンの説明は終わり。
注意点は3つ。

1つめは繰り返しになりますが、スタイルフィット用のジェットストリーム0.5のリフィルを使う点。
2つめはカットしたリフィルのお尻には必ずレバー部分を取り付ける必要がある点(なので、少なくとも1回はコレトのリフィルを買う必要あり。あの部分だけ売ってませんから)。
そして3つめはHI-TEC-Cコレト「ミー」軸じゃないとだめということ。
忘れてはならないのは依頼者が太くてすべらない軸を希望しているという点。
コレトは全体的に細軸で太さは足りない気がしますが、すべらない工夫をもっともこらしているのは「ミー」軸のみ。

続いてノック式消しゴム付太軸多機能ペンその2・スタイルフィットマイスター5色ホルダーバージョンを見ていきましょう。

スタイルフィット軸に行き着いたいきさつは前述のとおり。
スタイルフィットには消しゴムユニットがありませんが、シャープリフィルをノックするための工夫はこらしてあるわけです。

加えてスタイルフィットにはスタイルフィットマイスターという優秀な軸が。
どう優秀かというと、後端ノックが可能なんですね。
後端ノックというのは、普通のシャープペンシルのようにペンのお尻をノックすることで芯の繰り出しが可能なんです。
なので今までのものものしいミサイル的なレバーにグッバイ。

さて、軸が決定したらあとは要素を詰め込むのみ。
ジェットストリーム0.5に関してはスタイルフィット用のリフィルがあるので解決。
シャープペンに関しても同様にシャープリフィルがあるので解決。

難関は消しゴムユニット。
スタイルフィットには消しゴムユニットがないのでコレトの消しゴムユニットを拝借するしかないんですね。
先ほどもちらとふれましたが、これは改造が可能です。

まず消しゴムユニットをしげしげと見てみましょう。
f0220714_15401485.jpg

芯にレバー部分がくっついている通常のリフィルに比べると、消しゴムユニットは3パーツから構成されているもよう。
消しゴム部分(ここは取り替え可能)+下駄パーツ+レバー部分。

下駄パーツというのは勝手に考えた名称ですが、筆記具をカスタマイズする上で「下駄」というのはよく耳にする言葉です。
例えば入れたい軸に入れたい芯の長さが足りない時に芯を延長することを「下駄をはかせる」と言ったりします。

そして通常は小生はこの「下駄」はやらない主義です。
理由は「かっこわるいから」。
これにつきます。
技術的にはもちろんできます。
が、「そこまでせんでも」という冷めた気持ちになってしまうのでやりません。
同様にバネ止めの突起を自作するのも美学に反するのでよほどのことがないとやりません。

しかし、今回の消しゴムユニットを見た時、これはイケると思ったのです。
下駄っぽいがこれは安定感がある。
いやこれは下駄ではなくむしろパーツ。
この部分を少し長くするだけでコレトの消しゴムユニットをスタイルフィットリフィルの長さにすることができるのなら。

やってやろうじゃん。
f0220714_15543269.jpg

やることはシンプル。
消しゴム部分+下駄パーツの長さがスタイルフィット用リフィルと同じになるように下駄パーツを作ればよいのです。

下駄パーツ作りにはいらなくなったボールペンの芯が必要です。
だいたい3.5センチくらい必要なので新品の芯は厳しいかも。
使い終わった芯、かなり使った芯がベストです。
そしてここ注意。
テストに出ます。

ZEBRA以外で。

部屋に無数のボールペンや替芯がひしめく小生も、替芯への愛ゆえになかなかインクが残っている芯を切ることができません。
そこですでに死亡しているタプリクリップ0.4の芯SK-0.4を切ったところ入らず。
ええ、あの消しゴム部分のお尻のプラスチックが全然入らないのです。
とほー…
泣く泣くまだ書ける楽ノック0.7の芯SA-7CNをまさに断腸の思いで切り、完成に至りました。
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真ん中の緑色っぽい芯がSK-0.4。
下がSA-7CN。
PILOTの芯でもうまくいくと思います。

これが完成したスタイルフィット用消しゴムユニット。
f0220714_1651350.jpg

作ってみて思ったのが、もともとの消しゴムユニットの下駄パーツよりもがっちりはまります。
なので改造した消しゴムユニットをスタイルフィットマイスターの本体に何度出し入れしても下駄パーツだけが本体に残ったりはしませんでした。
もともとのパーツはそこまでがっちりしていないので、本当に何度も本体に残ってそのたびに(逝ったか!)とハラハラしたものです。

さあ、カスタマイズの話もいよいよ大詰め。
消しゴムユニットがスタイルフィットに入ることになった今、もうあとはリフィルを装着するのみで完成です。

が、ちょっと待ったーーー!

依頼者の第2条件を思い出してみましょう。
「太くてすべらない軸希望」。
スタイルフィットマイスターは確かに太い。
が、それだけです。
これならまだ細軸のコレト「ミー」の方がましなくらいです。

くそう…
SA-7CNを人柱にしてまでたどり着いたスタイルフィットマイスターなのに…
こうなりゃ今度はグリップを求めて三千里だ。

数日前に少しお時間をいただいたのはそういうわけでした。
もうテッテ的にいろんなグリップをはめこんでみようと思ったのです。

そして唯一見つけたのがこれ。
f0220714_16184860.jpg

ジェットストリーム4&1の出番です。
チェイング!(古)
f0220714_1623215.jpg

キターーーーー
f0220714_16234952.jpg

かっけーーーーー
ただし下のみーーーーー
上にははまらずーーーーー
どないすんねんジェットストリーム4&1はーーーーー

もうね、グリップは奥が深すぎました。
長さとねじのところのバリエーションの多さよ。

小生は筆記具マニアの中でも替芯マニア(RM)の部類ですが、これはグリップマニア(GM)がいるなと心底思いました。
きっといるんでしょう日本のどこかには。
もしわれこそはGMな方がおられたら、さらに素敵なグリップをお教えください。

これでスタイルフィットマイスター5色ホルダーバージョンの説明は終わり。
注意点が3つ。

1つめは繰り返しになりますが消しゴムユニット作りのために用意する替芯のこと。
2つめはグリップをジェットストリーム4&1に替えられるのはスタイルフィットマイスター5色ホルダーのみということ。
通常の5色ホルダーはグリップの形状がまた違います。
グリップにこだわらなければもちろん通常の5色ホルダーや3色ホルダーでもいいのですが、それらにはまるナイスなグリップをついに見つけられませんでした。
3つめはグリップをジェットストリーム4&1に替えたバージョンだとグリップからまったく色の識別ができなくなる点。
でもこれはもうマイスターになった時点で皆さんあきらめてますし大丈夫ですよね。

最後にもう一度だけご尊顔を。
f0220714_16372710.jpg

惚れるわ…
本来のマイスターよりもかっこいいのはもちろん、本来のジェットストリーム4&1よりも多機能でリフィルが長いとか…
消しゴムとか使うことないのに、もうこの人と生きていく…
これこそがマイスター。
スタイルフィットマイスター猫町バージョン。

今回のカスタマイズで思ったのは、いろんな筆記具を衝動買いしてきてよかったということ。
ジェットストリーム4&1もコレト「ミー」もスタイルフィットマイスターも、買った時も後も正直(なんで買うたんやろ)なものだったのですが(そうなのか)、自分のものだからこそめいっぱい実験できました。
ありがとう過去の自分。
これからもがんがん衝動買いしようぜ未来の自分。

長々とマニアックな話におつきあいいただきましてありがとうございました。
カスタマイズマニアの方にはすでにご存じの話ばかりだったと思いますし、結論も平凡なものだったと思います。

でも、まだまだ文房具にそんな可能性があることを知らない方もたくさんおられます。
日々店頭で小生が口にするちょっとしたヒントに目を輝かせてくださる方々の顔を思い浮かべながら今回は書かせていただきました。

最後の最後に一つだけ。
さて、この夢のアイテム「ノック式消しゴム付太軸多機能ペン」のお値段はいかほど?(以下の価格はすべて税抜価格)

HI-TEC-Cコレト「ミー」バージョン:
本体…¥500
シャープユニット…¥180
消しゴムユニット…¥280
ジェットストリームスタイルフィット用リフィル…¥80
合計…¥1040

スタイルフィットマイスター5色ホルダーバージョン:
本体…¥500
グリップ…¥1000←三菱は部品取寄不可…
シャープリフィル…¥180
消しゴムユニット…¥280
ジェットストリームスタイルフィット用リフィル…¥80
合計…¥2040

高っ。

後日談はこちら
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by mukei_font | 2011-12-18 17:02 | 筆記具・多色、多機能 | Comments(20)

あったらいいなこんなペン(予告篇)。

今夜はペンの改造の話をするつもりでした。
「でした」…?

ある方から依頼を受けてあれこれ考えていたのですが、実はまだ答えが出きっておりません。
何通りか考えられるのですが、もっといい答えがあるのではないかと。

というわけで明日も引き続き実験してみたいと思います。
それからせっかくなので改造の過程を写真付きで解説したくなりました。
ちょっと今週末まで延期させてください。

以下に依頼の内容だけ記しておきます。
分かった方もコメント欄に書き込むのは週末までお待ちくださいね。

依頼内容:黒ボールペン、シャープペン、ノック式消しゴムから成る太軸多機能ペン
条件1:ジェットストリーム0.5、HI-TEC-Cコレト消しゴムユニットを使用
条件2:アルファゲル多機能ペン系、Dr.グリップシリーズ、HI-TEC-Cコレトなど太くてすべらない軸希望

さて。
@@を引いた可能性が非常に高いので今宵はこれにて。
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by mukei_font | 2011-12-15 22:53 | 筆記具・多色、多機能 | Comments(0)