猫町フミヲの文房具日記
by 猫町フミヲ@無罫フォント
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ハンズ覚え書き。

先日ハンズを徘徊して得た情報を自分のためにメモ。

・月光荘関係のグッズあり
・エトランジェの黒いノートあり
・セーラーの限定インクあり

はじめさん、TetzuoRさん、コメントありがとうございます。
毎度お返事遅れがちで申し訳ないです。
今夜お返事できたらと思います。
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by mukei_font | 2010-11-24 09:37 | わたくしごと | Comments(0)

手帳祭@東急ハンズ(後篇)。

というわけで後篇に突入。

前篇を読んだ方々が心の中で思い浮かべたかもしれないことを妄想トークで広げつつ(病気)、まずは前篇をフォロー。

ーーー日曜始まり、開き、紙質…って高橋や能率は?クリアしてるものもあったのでは?

あったけど、字がくっきりしてたり、サイズが小さかったり。
それに高橋や能率はなんか負けた気がするーーー
野球でいえば巨人ファンみたいなもんやん…
あまのじゃくですまん…

ーーー再三言ってるダイゴーのCONNECT GRAPHICは?

これはありました。
今回はたっぷりありました。
が、案外よくなかった…
青系のものが売り切れてたんかもしらんけど、そそられる色のものがなく…
あと、手帳として見ても案外ダイゴーらしさがないというか…

手帳のレイアウトはマンスリーとウィークリーが交互が好きなのだが(いっちょまえに)、マンスリーとウィークリーが完全に別々なのも残念だし、後ろにノートのページが集中してとってあって、そこがわざわざインデックスでアピールしてあるのはいいが、横罫とか方眼やし。
「横罫いらんしな」…普通の声で言うてもたわ。

結局ダイゴーはアポイントが一番ダイゴーらしくて優秀な気がする…
おっちゃんぽいけど…
アポイント>Lacicu>CONNECT GRAPHICみたいなクォリティかしらん。
もちろんどれも他メーカーよりは断然上と思うけど。

ーーーで、結局RYU-RYUのA6マンスリーは?

迷った末買わないことに。
もし買ったときのことをイメージしてみたんです。
マンスリーを使いこなそうとすると、仕事で持ち回るくらいでなければ。
そうでなければまた年の大半紛失して過ごしてしまうから。
ならば仕事で持ち回っても恥ずかしくない程度のものにしなくては…と。
猫柄やったら買ってたと思うけど(猫なら持ち回るようだ)。

とにかく。
小生の場合、最重要課題は手帳で挫折しないこと。
そこであらためて以下のように考えてみた。

仕事で持ち回り、スケジュール管理に役立てるマンスリー。
完全にプライベートで使う、ノート感覚のウィークリー。
要するに、仕事用にマンスリー1冊、プライベートにウィークリー1冊というわけだ。
ここをごっちゃにするとさらに混乱してしまう。

前篇でさんざん徘徊した結果、後者はもうあきらめた。
いわゆる手帳としてはあきらめた。
実は書籍系の手帳で1冊それらしきものを手に入れてある。
購入当初、それは眺めるだけにして記入はまた別の手帳にしようと思っていたが、こうなったらそれをプライベート用のウィークリーに格上げだ(後日紹介予定)。

ならばあとはマンスリー。
どんなマンスリーなら仕事で持ち回れるか。
マンスリーだけにするならやっぱりブロックタイプ。
ブロックタイプなら月曜始まりはやっぱり気持ち悪いし…
気持ち悪さに目をつぶっても案外安くないのも腹が立つし…

そもそも仕事で持ち回るってどんな感じよ。
特に小生のような接客業の場合。
エプロンのポケットにでも入れろというのか。
てゆうか毎日小生が小脇に抱えているノートは…

ピーーーーーン(豆電球)

分かった。
手帳をメインに考えるからやっぱりおかしいことになっていたのだ。
ノートにまみれて生きる者の誇りを思い出せ。

小生が仕事中に文字通り肌身離さず持っているノート。
POPの下書きから、サンプルの構想から、はたまたこのブログのネタにいたるまで、へなへなへなへな書きまくっているノート。
キョクトウのF.O.B COOP(B6リング・無罫)を。
f0220714_167483.jpg

この人がやっぱメインや。
どう考えても。
何よりこのノート、タフで使いやすくて、実は2冊目に突入目前。
すでに根付いているのは強いでしょ。

結論。

来年の手帳はダイゴーのハンディピックのマンスリーにします。
F.O.B COOP(B6リング・無罫)の裏表紙の内側にミドリのポケットシール(猫のがあったはず!)を付けてこれをそこにはさみこむ。
文字通り持ち回ればこのマンスリーにだって出番はあるはず。

見えた。
確かに見えた。

明日ハンディピック買うぞーーー
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by mukei_font | 2010-11-23 16:27 | 手帳・日記・家計簿 | Comments(0)

手帳祭@東急ハンズ(前篇)。

ただでさえ疲れる休日明けの月曜日。
しかも前夜は深夜にマンションの非常ベルが鳴り始め、おちおち眠ることもできず…ねこまちさん今日声が眠そう、と同僚に言われてしまった昨日。

が、翌日は休みやし、と疲れた体を引きずって仕事終わりに心斎橋のハンズへ。
休日にわざわざ心斎橋に出向くよりはと思ったし、今年中に使ってしまわないといけない文具券のことも気になったし、偵察もかねて。

手帳売り場ははたしてどんなことになっているのか、と不安にかられながら文房具フロアを目指したが…

案外盛り上がっていなかった。
これならロフトのほうがすごい。
平日だからかもしれないけど。

なんか…広すぎた…
もちろん拡散している方が客同士ぎゅむぎゅむにならずにすむからいいのかもしれないが、盛り上がりには欠ける。

アイテムはロフトと似たり寄ったりのはずだが、レイアウト的にぼんやりしているというか…
導線があちこちで切れてしまっているというか…

あと、一番いい場所に置いてある、ハンズが推しているハンズオリジナルとおぼしきダイアリーがイケてなかった。
ププーッ(笑)って感じ。
よかったらどうしようとどきどきしながら手に取ったが、うん、いまいちでした。
もちろん手帳にこだわっている人には、待ってました!なアイテムなのかもしれないけど、手帳脱落者からすれば全然。
ノートマニアからしても全然。

分かった。
ほぼ日手帳がないからか。
ロフトはまずあれがどーんとあって、その周辺にファンシー系、おしゃれ系、大人系…とうまく並べてあるからか。
なるほどなるほど。

で、昨日は文具券を握りしめていることもあり、もう今日こそ買う気満々で手帳売り場を徘徊したのだが…
他人事的に手に取っているうちは楽しいのに、実際使うことを具体的に考えると不満だらけで…
どんどん表情が険しくなり…
やがて疲れはて…

結局またもや何も選べずに帰って来てしまった。

当確だったRYU-RYUのA6のマンスリーは最低でも買うつもりだったが、年に一度の手帳の買い替えの時期、今まで通りマンスリーというのが何か負けた気がして、こうなったら一年間愛し抜けるノートだと思ってウィークリーに挑戦しようじゃないかと自身を鼓舞してみたりなどしていたのだ。

手帳だと思うから挫折するのだ。
ノートだと思えばいい。
ノートにたまたま日付が書いてあると思えばいいのだ。
ノートを選ぶときのように気軽に選べばいいじゃないか。

そういう目で見てみました。
が、いくら「ノートにたまたま日付が書いてある」だけとはいえ、バーチカルはやりすぎなので、レフト式や見開き1週間を中心に。
サイズはB6〜A5あたりで。

その結果。
デザインがいいと思ったら、レイアウトがいまいち。
月曜日始まりに目をつぶったとしても、いらんとこに目盛りがついてたり、数字のフォントがださかったり、ページの使い方がどんくさくて実際の大きさよりも窮屈に感じられたり。

中でもゆるせないのは数字と罫線の濃さ。
容赦ない圧迫感が残念すぎ。
特に罫線。
レフト式で右ページが横罫なのはしかたがないとしましょう。
でもそれが濃かったらもう無理。
さーっと血の気が引いて行く。
横罫やってこと忘れようとしてんのに思い出させんなーーー(ちゃぶ台)。

また、レイアウトがいいと思ったら開きが病気。
ノートの開きについては、あるいは気にしない人が多いのかもしれないと思う。
そんなものだと思えば使えるのだと思う。
が、いいものをひとたび手にするともう無理なんです。

例えばミドリのMDノート。
どこかの文房具屋の店頭で一度あのノートをぺたんと開いてみてください。
そうです。
あれが完璧な開きです。
MDノートのPOPの中で、小生はMDノートを「禁断の果実的ノート」だと評したが、デザインや紙質は好みがあるからさておくとして、MDノートのあの開きは人を開眼させる力があると思う。

というわけで、禁断の果実を口にしてしまった小生は、もう普通の開きでは到底満足できない体に。
レイアウトがまあまあよかったら即開きのチェック。
ここをクリアする人の少ないこと。
手帳やからしれっとしてるみたいやけど、これがノートやったらおまえなんか、おまえなんかなーーー…(ちゃぶ台)。

で、レイアウトがギリギリOK、開きもばっちり、と思ったらデザインがいまいちの残念すぎる人も。

実は最後まで迷ったのがLACONIC(ラコニック)のレフト式。
以前の記事(手帳祭@ロフト。)でも取り上げたLACONICだが、ハンズはロフトを圧倒するくらいLACONICが充実しており、ハアハアと手に取ったのだが…
確かに開きは完璧だし、レイアウトもまあ月曜始まりに目をつぶれば…

が、かんじんのデザインがよくなかった。

小生の足もとを見るように猫の柄のがあった。
が、猫をもってしてもあかんかった。
カバーが黒かった。
黒は小生の中にない色だ。

これがネイビーブルーかスモーキーブルー、あるいはグレー、あるいはホワイトだったら。
いや、それでも猫が中途半端だったか。
いや、その猫の部分に何か他の写真なり絵なりを入れればよかったのか(ちょうどそこが透明のビニールポケットになっていた)。

いや、やっぱりあかん。
表紙に付いていたマジックテープのカバーみたいなん。
あれがノートを開こうという気を邪魔する日が来る。
比較的すぐに。
絶対。

LACONICでデザインがいいものはみんなバーチカルだった…
医者じゃないしなあ…(医者の手帳。参照)。
しょぼん…

確か前に手帳の記事の中で、デザインより開きだと書いた気がする小生。

「レイアウトなど最低限の使い勝手>開き>嫌じゃない程度の外見>紙質」

甘いね猫町くん。
人間最初に手に取るのは「嫌じゃない程度の外見」のものだよ。
そして実際買う段になると「嫌じゃない程度の外見」だと決断できないものだよ。
過去の自分に鉄拳。

レイアウトだ罫線の濃さだ開きだ紙質だ紙色だとこだわりながらも、自然と手にするのは青系のもの。
もちろんどんな青でもいいわけじゃないし、苦手な青もたくさんあるけど。
落ち着いた青。
くすんだような青。
一番安らぐ色。

ああ、手帳。

(結局どうするつもりなのか猫町…後篇に続く)
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by mukei_font | 2010-11-23 14:20 | 手帳・日記・家計簿 | Comments(0)

サインに適した筆記具を考える。

オレ明日サイン会なんだよなーどんなペンでサインしたらいんだろ?

などと考えている人はまずいないだろう。

わー明日作家の@@@@のサイン会やん!どんなペン用意したらえんかな?

などと心配する書店員もまたいるとは思えない。

理由は簡単。
誰もそこまで考えていないからである。
関心がないといってもいい。
ところが残念なことに小生は常にそこしか考えられない人間なのだった。

というわけで、おそらくニーズ0にもかかわらず、サインに適した筆記具について少し考えてみたい。
とはいえ、話はそう非現実的でも、役に立たない訳でもない。

原則は「適ペン適所」。
ちなみにこれは、先日取り上げた雑誌「すごい文房具」(KKベストセラーズ)でも同様の表現がされており(P.88のきだてたく氏のコメント)、やはり基本的な概念であるようだ。

さて、「適ペン適所」を考えるとき、まず押さえておきたいのは以下の3点。
どんな筆記具でどれくらいの大きさの文字をどんなものに書くのか。

文房具屋の店頭での接客でも、まずこの3点を中心に聞くようにしている小生。
例えば「油性ペン」と言って探しに来られる人も、封筒に宛名を書くレベルなら、耐水性のある水性ペンのほうがかえってにじまずにきれいに書けたりする。

さらにつっこんでいくと、その人の書き癖とか、その筆記具への慣れ、といった要素も出て来るが、まずは「筆記具」「字の大きさ」「書く対象」。

サイン会の場合、字の大きさはかなり大きめ、書く対象は本の表紙をめくった見返しの部分とだいたい決まっているので、あとはサインする本の見返しの色や紙質を見るだけでだいたい筆記具を決定することができる。

というわけで実際にサイン本を見ながら検証していきましょう。

こちらは川上弘美さんの『龍宮』 (文藝春秋)。
同氏の大ファンで、京都まで行って参加したサイン会。
f0220714_12275719.jpg

これは紙の色が濃いこともあり、おそらく三菱の極細ポスカの銀色を使用している様子。
ペイントマーカーの銀色か、とも思ったが、筆記線があまりに細いので。

サイン会というのは、サインに入れてもらう名前や作家へのメッセージを事前に紙に記入させられることが多いが、このときもそうだった。
そして小さな紙にみちみちと熱いメッセージを書き込んだその紙を見た川上弘美さんの言葉。

「すごい…」

字しかすごくないこと(字とてすごくないこと)を知っている小生はまさに顔が燃えてしまうくらい恥ずかしく、なのになんやかや喋り…
あの頃は若かった…(´_ゝ`)

次はこちら。
松尾スズキの『撮られた暁の女 松活妄想撮影所』(扶桑社)。
f0220714_12435820.jpg

これはずばりZEBRAのハイマッキーの細字です。
筆記線は一見サインペン風だが、かなり厚みのある見返しの紙の裏にインクが抜けている。

このサイン会の思い出といえば…それはもう松尾スズキ氏とハグしたことにつきる。

今この本からピラリと出てきたチラシによれば、「おみくじひいてサイン以外もあげちゃう方向で!」という企画だったらしく、

大吉→アナタに芸名を進呈
中吉→アナタの似顔絵を速筆
小吉→特製缶バッジ
…他びっくり特典を予定

とあるのだが、小生が引き当てたのは「微吉」。
なんだなんだと思っているうちに「微吉」が松尾氏とのハグと分かり…

店長、版元、その他大勢のギャラリーが見つめる中、ハグ…
(´_ゝ`)

さて、次はこちら。
サバンナ・八木真澄の『ぼくの怪獣大百科』(扶桑社)。
相方の高橋のサインも。
f0220714_12552851.jpg

これはZEBRAのマッキー。
やはり裏に相当インクが抜けているのと、この字の大きさはハイマッキーでは無理。

もっとも、松尾スズキのもサバンナ・八木のも、本当にZEBRAなんだな?三菱のピースじゃないんだな?と言われると、そこまではさすがに鑑識じゃないので分からないが、まあ知名度から言ってまずマッキー周辺を調達しそうなものである。

このサイン会は、働いていた書店を辞めた直後にその書店で長蛇の列に並んでまで参加したサイン会で…
それはもう小生にとっては例外中の例外。
卒業した学校や辞めた職場にはいっさい近づかないことを信条にしている小生にもかかわらずだ。

それはもう、八木とこの本を心からリスペクトしていたからに他ならない。
今でも開くたびに笑いが止まらない天才的な一冊。

この本は内容はもちろん、文房具マニアとしても十分楽しめる刺激的な一冊になっている点が興味深い。
というのもこの本は、八木がノートに描きためた妄想の怪獣をそのまま本にしたもので、絵はもちろん、文字も八木の直筆のまま。
つまり、使った筆記具が手に取るようにわかるという、魅惑の代物なのだ。

ノートの方は確か、コクヨのキャンパスノート的なものだったはずだが(番組で一瞬紹介されたときに見たきりなので定かではないが)、文房具刑事の予想では、筆記具はおそらくぺんてるのサインペン。
印刷物になってしまっているのでインクのことまでは分からないが、線がにじんでない点と、ハケ化して描線がどんどん太くなっている点に注目。

もちろんハケ化するサインペンはぺんてるのものだけではないので、あるいはZEBRAのエリートケアあたりかもしれない。
が、水性のサインペンで、かつハケ化するサインペンであることは確実だろう。

細かいなあ…これだからマニアは…と苦笑するのはちょっと早い。
なぜなら、この楽しみ方はあながち本書の楽しみ方から脱線しているわけではないからである。
というのも、本書は八木の直筆の怪獣のイラストとその説明に、相方の高橋がツッコミを入れる形で構成されており、その高橋が八木の筆記具に言及している場面があるのだ。

途中、確かに一瞬ペンが細いものに替わったシーンがあり、「ペンの線が細い!」と高橋がつっこんでいる。
なかなか微笑ましい。
そしてそれがまた元に戻ると「ペンがようやく戻りました」と。
直筆を本にする試みは楽しいなあ。

おそらく、ペンが細くなったところはボールペンで書いたのだろう。
筆記線が細いとこうまでひょろひょろになるかというのが一目で分かる。
これはさすがにペンの種類までは分からないが、油性ボールペンではないのは確か。
水性かゲル。

さらにマニア的に見ていくと、サインペンぽいページの中にも、この文字だけハイマッキーで書いた?というぶっとい字もあらわれたりして、なかなか興味深いがこのくらいにしておこう。

最後はこちら。
姜尚中の『リーダーは半歩前を歩け──金大中というヒント』(集英社新書)。
f0220714_1326186.jpg

これは最近だったこともあり、その頃にはすっかり刑事化していたので、ばっちり見ておりました。
ずばりぺんてるのサインペン。
新書の場合は見返しもぺらぺらの普通の紙なので、水性のサインペン以外は苦しい。

このサイン会の思い出は…長すぎ&興奮しすぎるのでこちらを参照ということで。

こうして見ていくと、サイン会に用意すべき筆記具はサインペン、マーカーのたぐい。
よほど見返しが薄い紙でない限り、一番適用範囲が広いのはZEBRAのマッキー・ハイマッキーあたりだが、濃い色のついた見返しの場合はポスカがきれいに映えるだろう。
書く紙が特につるつるでない限り、ぺんてるのサインペンだって王道だ。

さて。
長々と書いてしまったが、最後の最後に一つ。
PILOTのHPにあるTV-CMのコーナーの「アクロボール”サイン”篇」について。

あれ、サイン会なのに、用意してある筆記具がアクロボールなんて変だ。
店頭であのビデオが流れているときから不自然だな不自然だなと思っていたが、こうしてサイン本を検証してみると、あらためて変だ。

確かにあのリュックの青年が差し出したのは大学ノートだが(なんでまたあんなん出すん…)、そしてたまたまそれはボールペンとは好相性なノートだったが、普通サイン会にボールペンは使わないのでは…

ハッツ。
もしかして相武紗季が筆記具マニアという設定!?
持って来られるものによって筆記具を使い分けるみたいな!?
本だったらちゃんとマッキーやサインペンでしますよ的な!?

設定細かっ&まぶしっ。

たぶん違いますよね…(´_ゝ`)
そしてあのかわいい相武紗季をもってしてもブレイクし損ねたアクロボールって…
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by mukei_font | 2010-11-21 14:13 | その他筆記具 | Comments(3)

文房具刑事@電車。

Q太さんのコメントを読んでいて、ふと思い出したので書いておこう。

文房具刑事はもちろん電車の中でも常に乗客たちの持っている文房具等のチェックに余念がないが、それらはたいてい胸ポケットに差している筆記具の観察であり(クリップの形や頭冠の形でだいたい分かる)、電車の中で筆記具を取り出している人をなかなか目にすることはない。

が、例外もあり、それはパズルをしている人である。

クロスワードパズルやナンクロ。
主に中高年の方々が夢中になっており、夢中になっているがゆえに、電車の中で筆記具を取り出してくださるという。

素人考えでは、書き消しのできる筆記具というと、PILOTのフリクションなどが思い浮かんでしまうが、実際は違う。

だいたいがシャープペン。
あるいは消しゴム付き鉛筆。
共通しているのは後ろの消しゴムを素早く器用に使う点。

電車の中では消しカスの出ないフリクションがいいのでは、と思うが、フリクションをパズルに使っている人は見たことがない。
単にフリクションを知らないのか、消す時にかなり力を加えないといけない点が好きじゃないのか。

軽いタッチでお尻の消しゴムでさっと消し、くるりと引っくり返してまた文字を記入。
複数回見た筆記具としては、三菱の多機能ペンB's。
消しゴムが太くてしっかりしている点がいかにもパズル向き。

が、もちろんQ太さんが遭遇したように、ゲルインクボールペンでいきなり書いてしまう人も。
クロスワードパズルはともかく、ナンクロは何が起こっているのか端からは分かりにくいパズル。
パズルそのものにも、筆記具にも釘付けになる瞬間だ。

ちなみに競馬新聞を険しい顔で見つめている人々はやはり赤鉛筆を持っておられることが多い。
難波に向かって走る電車で通勤していた日曜日には、そんなおじさんが電車の中にいっぱいでした。
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by mukei_font | 2010-11-21 02:07 | 筆記具・シャープペンシル | Comments(0)

文房具刑事、病院へ。

命にかかわる病気じゃなくても、日常生活には支障が出る病気。
そんなんにまみれて生きております。

というわけで病院ではもちろん筆記具をチェック。
が、今回は簡単すぎました。

PILOTのパティントだらけ。
受付も、ドクターも。
まあ軸色の展開確かにかわいいですけど。

久しぶりに普通の油性ボールペンで文字を書いたな。
もちろんジェットストリームを愛してはいるが、要求される文字の大きさや、紙質との相性さえ良ければ普通の油性ボールペンのインクも好き。
きっちりと自分の字を書くことができてご満悦。

やっぱり適ペン適所だな、とかみしめるようにして帰って来た。
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by mukei_font | 2010-11-20 15:27 | 筆記具・油性ボールペン | Comments(13)

魔法の針(補足)。

魔法の針についてたくさんのコメント、ありがとうございます。
もりあがってるなー☆と満足して、昨夜はこたつで横になってしまいました…
長らく我慢していた電源をついに入れてしまったためです…(無駄にストイック)

コメントには後ほどお返事させていただくとして、魔法の針について少々補足を。
PILOTの替え消しゴムについている魔法の針ですが、実はケースには2本入っておりまして、細いのと太いのがあったように思います。

太さまでは把握しておりませんが…

機会があればまた聞いておきます。
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by mukei_font | 2010-11-20 10:10 | 筆記具・シャープペンシル | Comments(0)

PILOT・S3(エススリー)と魔法の針。

というわけで今夜はシャープペンシルの話。

といっても、シャープペンの話は以前にしたので、今回はちょっと細かい話。
まずはシャープペンの修理の話から。

文房具屋で働いていると、実にいろいろな要望や相談、あるいはクレームが日々寄せられる。
それらは店頭で扱っているすべての文房具が対象であり、筆記具に関するもの、ファイルに関するもの、プリンタ用紙に関するもの、事務機器に関するもの、あげればきりがないくらいだ。

これら相談ごとの中では、やはり筆記具に関するものの占める割合が高い。
大きさや値段が手頃なこともあり、相談する方も気軽に相談できるからだろうか。
カウンタで接客していると、ひっきりなしに筆記具の相談ごとが持ち込まれる。

買ったばかりなのにもうボールペンのインクが出なくなった。
前回よりもボールペンのインクが薄い気がする。
シャーボxのパーツが組み立てられない。
多機能の繰り出しが悪い。

といったボールペンに関するもの。

それと同じくらい多いのが、

シャープペンの芯が出て来ない。
シャープペンの芯がすぐに折れる。
ノックしてもカスばかりが出てくる。
多機能のシャープペンがうまくノックできない。

といったシャープペンに関するもの。

そしてそのたびに登場するのが、今夜のお題である「魔法の針」。

魔法の針とは、シャープペンのパイプを突っつく針のこと。
名称は突針。
シャープペンの消しゴムから細い針が突き出ているのを見たことがある人もいるかもしれない。
あの針の話。

百聞は一見に如かずというわけで、これ。
f0220714_236673.jpg

ちなみにこれはPILOTのS3(エススリー)の中にあります。
f0220714_23183774.jpg

不調のシャープペンはたいてい小生のところに回ってくるので、先回りして常に私物のS3を引き出しにしのばせているのだが、この魔法の針のおかげで復活したシャープペンや多機能は数知れず。
まさにゴッドハンド。

小生が特別器用な訳ではない。
魔法の針が偉大なのだ。

芯がつまったパイプを針で突つくなど、本当に単純で原始的なことだが、折れた短い芯を取り除くだけでノックが復活するのも事実。
が、このむちゃくちゃ重要な魔法の針が、案外最近のシャープペンには付いていないもよう。

現に小生が修理のために魔法の針を取り出すやいなや、「あっ、その針!昔は消しゴムに付いてましたよね!」と叫び出す人の多いこと。
確かに昔はカジュアルな感じのシャープペンにも付いていた気がする。
今は製図用のシャープペンを中心に付いているのだろうか。

店頭の品揃えがそこまで充実していないのですべては未確認だが、とりあえずPILOTのS3、S5、S10には付いている。
どうしても魔法の針を手もとに置いておきたい人は、PILOTのこのシリーズをどうぞ。

さらに入手方法としてはいくぶんマニアックではあるが、PILOTのシャープ消しゴム、「シャープゴム:HERF-10」、「シャープゴムS:HERFS-10」、「シャープゴムL:HERFL-10」の中には魔法の針が入っており、それを買うのもありといえばあり。
こんな感じ。
f0220714_23234993.jpg

実際、魔法の針目当てでこのシャープ消しゴムが客注になったこともありました。

とにかくこの魔法の針は偉大。
小生の手順は以下の通り(一般的に)。

まずは魔法の針をIN。
パイプの先から魔法の針を入れ、すっと通らなければ何かがつまっているので、ノックしながら魔法の針で突ついたり、口金を外してコンコンと叩いてみる等の方法で、なんとか障害物を除去。

うんともすんとも言わない場合はパイプの先をガン見。
よくあるのが落とした等でパイプの先がすでに円形ではなくなっているもの。
いくらノックしてもカスばかり出てきてしまうというケースはたいてい先がつぶれています。

それでも理由が分からないものについてはメーカーに修理へ。

こんな感じで、もはや魔法の針なしでは接客もままならないのであった。

最近では小生の魔法の針の在処を同僚も把握し、「猫町さん、使わせてもらってます」とシャープペンと格闘する姿が。
まあ、魔法の針があれば解決するというものでもなく、結局小生のもとにこんがらがった筆記具はやってくるわけだが、それでも魔法の針が浸透するのは喜ばしいことである。

シャープペンユーザーの皆さん。
この機会に「魔法の針」はいかがですか。
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by mukei_font | 2010-11-18 23:53 | 筆記具・シャープペンシル | Comments(9)

予告。

分かりました。
今夜はシャープペンシルの話を書きます(朝からブログ会議を開いていたらしい)。

そうなんですよー
無罫フォントって実はCLAMPみたいな創作集団で、実は複数人で書いているんですよー

ってそんなわけあるか。
実際はくたびれた人が一人でヨボヨボ更新しています。

今日も一日頑張ってきまーす。
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by mukei_font | 2010-11-18 09:41 | わたくしごと | Comments(0)

替芯相談所からのお願い。

昨日書いたことに補足します。

替芯相談所は確かに常時営業中で、コメント欄でもメールでもお気軽にご相談いただければと思うのですが、メール送信の際は、件名に「文房具」や「無罫フォント」、「替芯」等のそれらしきキーワードを入れていただけるとありがたいです。

昨日いただいたメールは、無慈悲にも迷惑メールフォルダの中に振り分けられており(涙)、偶然救出できたという経緯がありました。
あんな素敵なお問い合わせメールを読まずに削除してしまったかもしれないなんて!

削除する前に一応迷惑メールフォルダにも目を通すのですが、あまりにも馬鹿らしいタイトルに気持ちも萎え萎えになり、よく見ずに一気に削除してしまうこともあるものですから。

そんなこんなで今後ともよろしくお願いいたします。
替芯以外のご相談も同時に受付中です☆
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by mukei_font | 2010-11-18 00:31 | 替芯 | Comments(2)